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2023年8月の記事一覧

クレヨンしんちゃんスタンプラリーの模様

クレヨンしんちゃんスタンプラリーの模様

今日は『クレヨンしんちゃんスタンプラリー』で、新宿→大船→羽田空港→船橋→柏→上尾→立川を一日で回った。8:30に集合し、12時間強。総移動距離309km。身体も頭もバキバキで、さすがに疲労困憊だ。なので今日は写真日記。

明日からまた小説書きます。

旅行記 #11

旅行記 #11

21:30
東京に戻ってきた。8分おきに電車が来る。誰かに急き立てられているような都市だ。お土産が詰まった紙袋が、湿気でしなびている。他人にお土産を買えるのは幸せなことだ。

金券ショップが閉まってしまったから、残りの青春18きっぷは明日売りに行く。夕飯を買って帰らなければならないので、何を食べるか考えている。そういえば台風はどうなったのだろう。

旅行記 #10

旅行記 #10

16:00
偕楽園を出て水戸芸術館に向かう。正四面体を組み合わせて出来た塔を目印にひたすら歩く。企画展は市民参加がテーマのようで、案内されるがままにぬり絵をやらされた(楽しかった)。奥のインスタレーションではインドネシア人のアーティストが滞在していて、翻訳アプリで少しだけ会話した。久しぶりに人と話した。

磯崎新の建築はよくわからないところが良かった。芸術館の吹抜にはパイプオルガンが設置されていて

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旅行記 #9

旅行記 #9

14:00
石岡にある、よくわからないホテルに泊まった。部屋4畳半ほどでかなり狭かったが、水回りが綺麗で、寝るだけならば充分だった。朝は6:30頃に起床、シャワーを浴びて再び水戸に向かう。

駅のパン屋で朝食を摂り、ビジネスホテルが林立する街を抜け、千波湖沿いを歩く。ランナーとすれ違いながら、南から回って偕楽園に入る。竹林を抜けて、多分いろいろなことを考えているうちに、穏やかな気分になった。

旅行記 #8

旅行記 #8

21:00
10時にラーメンを食べてから食事らしい食事はとっておらず、いわきで手のひらサイズのパンを食べたきりだった。旅行中は土地の物を食べようと、水戸の駅ビルにある地産地消の居酒屋を覗いたものの満席で、力尽きてCoCo壱に吸い込まれてしまった。自分に言い訳をしながらカツカレーを食べた。

水戸はとにかくガラが悪い。街中の若者がラッパーのような恰好でオラついている。自分がいかに温室で育てられてきた

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旅行記 #7

旅行記 #7

18:30
いわきもやさしい街だった。郡山が例外だっただけなのかもしれない。駅前通りの雰囲気が地元の千葉駅前を思い出させる。昼食を摂ろうと商業施設に入ったが、乗換の時間が迫っていて断念した。駅にあった三万石でミルクボックスを買って、改札前のベンチでさっと食べた。

次は日立駅で降り、妹島和世設計の駅舎で写真を撮った。ガラス張りの建物は洗練されていたが、屋内には熱が籠って暑かった。眼下には海が広がっ

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旅行記 #6

旅行記 #6

14:50
東北本線を北上して、宮城県に入ったところで乗り換え、常磐線を南へ向かう。常磐線ひ地図上だと海岸沿いを走っているように見えるが、実際は両側を山に挟まれている。手前に田圃が広がり、奥に山がある。

震災ではじめて知った地名の駅を通る。海に出ようと思っていたが、バスが少なく断念せざるを得ない。ただ電車に乗ることが追悼になるとも思えないし、私には被災した友人もいなかった。車窓から海が少し見えて

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旅行記 #5

旅行記 #5

12:10
福島はあたたかな街だった。駅前の目抜き通りでは歩行者天国をやっていて、日中に催されるイベントの準備中だった。同じように居酒屋が並ぶ街でも、優しく包み込んでくれる感じがするのは何故なのだろう、と問いにもなっていない問いを考えながら歩く。

駅前の「丸信ラーメン」は人気店のようで、10時開店の時点で列ができていた。外にチャーシューの甘い香りが漂ってきた。はじめは塩ラーメンのようなスープに、

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旅行記 #4

旅行記 #4

9:10
ぬるい露天風呂に浸かりながら頬杖をつく。郡山のスーパー銭湯は所々壊れていて、どう使えばこうなるのか。風呂を上がると食堂が締まっていて、夕飯を食べそびれてしまった。売店でチップスターを買って空腹をしのぐ。

仮眠室は満席で、バスケットコートほどの空間に50名ほどが雑魚寝していた。中には女性や子供もいた。イビキの特大に大きい者がいて、仮眠室の主のような貫禄があった。夜中に2度ほど目覚めて、朝

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旅行記 #3

旅行記 #3

20:20
郡山駅前にはアーケードがあり、両側には歓楽街が広がっている。スナックと居酒屋が連なって一帯が構成されている。宇都宮で食べた餃子がいまだに満腹で、どこかに入ってみる気にもなれない。なのでまったく楽しくない。

治安の良さそうな通りを進むと脇に百貨店があり、9階はワンフロアが書店だった。低い天井のフロアに本棚が所狭しと構えてあり、包み込まれるような気分になる。内容もなかなか充実していて、街

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旅行記 #2

旅行記 #2

16:30
冗談のようだが、宇都宮駅を降りると餃子の匂いがした。予報が嘘のように晴天で、日差しが刺すように暑かった。大通りには日陰の少なく、信号待ちの歩行者が信号機の小さな影に収まっていた。

街には個人商店が点在していて、不思議な元気さがあった。人通りは多くないが、餃子屋はどこも行列ができていて、どこにこんなにたくさんの人が隠れていたのかと驚く。二荒山神社という氏神様をお参りし、駅に戻って水餃子

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今日の平和(エッセイ)

今日の平和(エッセイ)

朝出社すると、二人いるうち仕事のできないほうの新人がコロナで休んでいた。聞けば金曜日の夜に発症し、今朝になって連絡があったそうだ。まったく。今週は木曜日だけ出社し、またすぐに盆休みに入るらしい。今頃は冷房の効いた部屋で甲子園でも観ているか、エロゲーにでも勤しんでいるのだろう。

暇な仕事を早く切り上げ、夕方から皆で飲みに行った。その新人との関係を修復するための飲み会だったが、休んでしまったので彼な

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原爆の日(エッセイ)

原爆の日(エッセイ)

起きたら10時過ぎで、彼女はまだ眠ったままだった。昨晩は布団をかける前に眠りに落ちてしまった。寝返りを打てず腰が痛い。音を立てないように、暗い中で本を読み進める。彼女が珍しく鼾をかいていた。

目覚めた彼女と朝飯を食べ二度寝をし、再び起きたら14時を回っていた。彼女がYouTubeでラジオ体操を流して、二人でやったら息が切れた。駅のファミレスで食事を摂り、UNIQLOで昨日見たポロシャツを買った。

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試着室(エッセイ)

試着室(エッセイ)

半袖のポロシャツを買いにUNIQLOに行った。暑くて、外出先でジャケットを着るのがさすがに辛かったからだ。私は撫で肩の猫背のヒョロヒョロで、とにかく半袖が似合わない。けれど、今なら着こなせそうという予感があった。

ポロシャツは似合っていないわけではなかったが、結局買わなかった。試着室の鏡に映る人物は表情が老けていて、伸ばした髪が重たかった。自分が疲れていたということに気づいたのは、だいぶ時間が経

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