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2023年2月の記事一覧
労働ですら(エッセイ)
我々は、労働ですら消費の対象にする社会に生きている。仕事にやりがいを求め、憧れの職業を目指して競争する。その虚しさは何なのだろう。
現代は、すべてのものが過剰な社会で、私という存在もそのひとつだ。社会は私がいなくても充分に回る。私にできることといえば、贅沢することくらいしかないのかもしれない。
いまのままの(エッセイ)
人間は記号の集積だ。記号とはつまり代替可能なものである。そして社会は記号を消費していく。その元も子もなさにすくんでいる。
社会に順応すればするほど、本来の自分を見失い、自信を失くしていく。いまのままの自分で、社会に認められることは無い。そのことを、私はまだ受け止められずにいる。
明日は寄席で、今晩あたりには腹を括らないといけない。