万城目学さんに触発されて「悲愴」第二楽章
長いことピアノを弾いていない。
7、8年くらい前、突然思い立ってピアノを習い始めたことがある。
小さい頃、リストの「愛の夢」で挫折した、と先生に言うと「それ、やりましょう!」といきなり「愛の夢」に挑戦することになった。
「45年以上弾いてないのに、しかもピアノを辞める原因になった曲なのに、先生、なに言ってるのー??」
と思ったが、それから1年がかりでなんと弾けるようになった。
45年ぶりのリベンジである。
先生、スゴイ!!
しかし、1年間、ただひたすら、「愛の夢」。
時々ショパンもやったけど、とにかくひたすら「愛の夢」。
発表会で弾きました。「愛の夢」を。
3年くらいレッスン続けて仕事が忙しくなってやめた。
以来、またほとんど弾いていないから元のもくあみ。
がんの闘病中、ピアノに向かった時は体力なくて弾けなかった。
結構体力使うんですよね、ピアノって。
で、久しぶりにピアノを開けたのは、
日経新聞のコラムに触発されたから。
作家の万城目学さんのエッセー。
ピアノを習い始めて8年だそう。
万城目学さんって、「鴨川ホルモー」とか、変わった小説書く人だよね。あまりに奇想天外な笑いが止まらない小説。昨年、入院中に何冊か読みました。
その作家がそれまで全くやったことなくて30代からピアノを習い始めて8年でベートーベン「悲愴」第二楽章にチャレンジしたと書いてあった。
大人になってピアノ始めた人が「悲愴」が弾ける???
第二楽章なら簡単なのか?
早速楽譜を検索してみた。
イマドキ、楽譜も無料でダウンロードできるんですね。びっくり!
で、弾いてみました。
指は動かないけど初見はできる。
ん、私も真剣にやったら弾けるようになるかも。
私ももう一度、ピアノレッスン、通ってみようかな。