FILTER関数しか勝たん!VLOOKUPを卒業すべき4つの理由
スプレッドシートにはスプレッドシートの、エクセルにはエクセルの良さがある。みんな違って、みんないい。
ただ、スプレッドシートが圧倒的に優れている点もある。
そのひとつがFILTER関数。
エクセルを一歩踏み込んで使ったことのある人にはお馴染みのVLOOKUP関数(HLOOKUP関数、XLOOKUP関数)の弱点を、完ぺきに克服している。
知ってしまったら最後、もうVLOOKUP関数には戻れない。
FILTER関数に出会ってから、スプレッドシートでVLOOKUP関数は一度も使っていない
と言っても過言ではない。
と、いうことで、
スプレッドシートを使っているなら習得したほうがいい関数ランキング圧倒的No.1のFILTER関数の魅力について、このあと存分に語っていきます。
FILTER関数は、書きやすい
VLOOKUP関数の弱点その1
『あああ、右にしかないっ』
わざわざ左にキーになる列を追加するひと手間、加えてましたよね。
それ、もう必要ありません。
FILTER関数なら、参照したい列がキーとする列の右にあろうが左にあろうが参照できちゃうんです。
これ知ったとき、まじ感動しました。
引っ張ってくるデータの列の並び関係なく書けるって、最高です。
FILTER関数は、分かりやすい
VLOOKUP関数の弱点その2
『えーっと、1、2、3、4、5、6……うあっ分からなくなった』
『これ、どの列のデータ?』
参照したい列がキーとする列から何列目なのか書かなきゃいけないって、書くにも読み解くにも不便極まりないですよね。
列の順番変わったら一巻の終わりだし、関数をコピペして使えないし。(いや、まあ、これはこれで対策の仕方あるんだけどさ。)
FILTER関数なら、参照したい列をダイレクトに指定できるから、書くにも読み解くにも直感的に分かりやすい。
列の順番が変わったら連動して関数も変わってくれるし、つまりはコピペして使える(実際は、書き方による)し、最高です。
FILTER関数は、集めやすい
VLOOKUP関数の弱点その3
『はいっ、B列完了♪ 次はC列に書かなきゃなー』
『なんかエクセル重い…』
参照したい列がいっぱいあるとき、1列ずつ関数書いてましたよね。
そのせいで、エクセル重くなって、何もすることができない、ただ待つだけの時間が流れて。
FILTER関数なら、一度に複数の列を参照できるから、1つの列に関数を書くだけで、横の列にもデータを引っ張ってこれちゃう。
作る人からすると目からウロコだけど、使う人には注意してもらわないと、シートが壊れやすいという難点もあるにはある。
とはいえ、出したい列が多ければ多いときほど、最高です。
FILTER関数は、直しやすい
データはチームとともに成長します。使っているうちに、『こんなデータも追加したい』なーんて要望が出てくるのは、日常茶飯事。
シートを作るときには、作りやすさ、使いやすさ、耐久性、メンテナンス性を意識して作ることがとっても重要だと考えています。
書きやすくて、分かりやすくて、集めやすい、がゆえに、サクッとメンテナンスすることができるFILTER関数は、最高です。
メンテナンスしやすいFILTER関数の使い方のコツは、考えてみるといろいろあって、とっても長い話になりそうなので、また後日、落ち着いて語れればいいなーと思います。
まとめると
FILTER関数しか勝たん!ってことです。
正直なところ、FILTER関数にも苦手なことがあります。でも、他の関数との合わせ技で解決できることがほとんど。
いや、というか、解決の方法を見つけることがまた、関数の楽しいところでもあるわけで。むしろ、これはいくらなんでもFILTER関数じゃ解決できないでしょっていう難題を募集したいくらい!
FILTER関数について、もっといろいろ語り尽くしたかったけど、書いてみるとなかなかまとまらないもので、今日のところは一旦、魅力を伝えるに留まろうかと思います。
FILTER関数を使いたくなってもらえていたら、幸いです。
大切なもの・ひと・こと・時間をもっと大切にしたいとき、ハウスクリーニングや靴・カバンの修理をプロに依頼できる「ユアマイスター」というサービスを運営している会社で、Windowsでスプレッドシートを愛でてます。エクセルも。