誰かのための「可愛い」じゃないんですけど

こんにちは、私です。

今回の文章は決してフェミニスト至上主義ではないこと
本当に私が悩んでいること
を念頭に置いて読んで欲しい文章があります。

そして、そばにいてくれるこの文章を読んでくれているあなたへ

気にしすぎないでくださいね、というのは難しいことかもだけど
普段通りの距離感でこれからもよろしくお願いします。
ただ、世の中には一部これから話すようなことがあって
それがたまに苦しくなるんだよと言うだけのお話です
そう言うことなのでよろしくお願いします。

まず、私の性格のお話をしますね
以前インスタライブ内の配信の中で
「ファンの方からの言葉は気になりますか？」
と言う内容の質問をいただいたことがあって、その時も答えたんですが
私、ものすごく周りの目を気にする性格で、
しかも人に対して強く発言することができない性格なんです

学芸会の主役をやりたいと思っていた小学生の頃も
誰かが肘で私を押して
「カホがやりなよ」と言ってくれるまで

頭の中でずっと、
「ここで私がやりたいと言ったら、しゃしゃるなって言われるかな」
「私がやるべきじゃないよな」
「でも私だって主役やりたい」
「でもこれでクラスの誰かが本当は主役やりたくて後で陰口言われたらどうしよう」

と自分のことを自分で認めてあげられずに
私以外の誰かが楽しくて
私以外の誰かの思い通りになって場が円滑に回れば
私の気持ちや精神は自分でご機嫌をとって頑張るので…
私なんかは出しゃばらずに与えていただいたことを精一杯やらせてもらいます…
と言うようなことをいつも考えていて
たまにそれが何かの拍子で弾けて取り返しのつかないこと（例えば高校を突然不登校になるとか）をするので均衡をとるような人生です今までも今日も

それはバンドを始めてからもそうで
握手くらいなら全然いいんですけど
相手の男性から肩を触られる、
Tシャツのプリント部分を触られそうになった時もそう

「辞めてください、私たちそう言うつもりで舞台立ってませんから」

と言う一言を言えず家に帰ってから自己嫌悪で死にたくなって
どうしてこんなこともできないんだろう
なんて人間なんだと思ったし
私こういうことをしたくて音楽やって舞台に立ってるわけじゃないのにって
考えてたら朝になっていた日もありました。

しかもその時はそう言う気持ちの悪いことをしてくるような人に対して

「大切なお客さんなんだから少しぐらい我慢しなくちゃ」
「これでひかりのなかにの悪評を流されたらどうしよう」

とかって考えてSNS上で発言することもできなくて、ただひたすらにメンバー内で悩んで、苦しくなる繰り返しをしてきたんですが（そういうことがあって男性のお客さんが多い日の物販に私とひよりが立っていない日もありました、ごめんね）

そもそもそう言う気色悪い人たちに気遣う必要性なんて
本当は一切合切1mmもなくて、それに気づけずにいた自分のこと
今になってまた嫌いになりそうですけど、
今はそう言う
自分のメンバーと自分を守れないような人間である自分がやっぱり嫌いだから
今日はたくさんの人が観れる場所でちゃんと言おうと思って文章にしてます

SNSのフォロワー上には当たり前ですけどたくさんの人がいます。
純粋にひかりのなかに の音楽が好きで側にいてくれる人
最近知って、SNSをとりあえずフォローしてくれた人
数少ない友達、クラスメイトだった人、様々です。
（解釈違いかもしれないけど）私を
「年頃の女の子のコンテンツ」としてみてくる人も中にはいました

私も一人のただのそこらへんにいる18歳の女性です。
バンドのボーカルという立ち位置以外の時は
自分の思い描く「可愛い」になりたいから
可愛い服だって着るし、自分が可愛いと思った靴を履いて
可愛いと思う化粧をして可愛いと思う髪型になる。
ただ、それに対して良いも悪いも他人から言われたいという気持ちは余り無くて。
自分が今日も1日どうにかやり過ごすための「やり方」の一つでもあるわけです。

ただ、それが邪魔をする瞬間がバンドを始めてからできたんです。

今まで自分のためだけに出来ていた「可愛い」をすることで
私に対して「少女性」のみを見出して
「女の子のバンド」という捉え方をされることが増えてきたんです。
私が必死になってMCをしている時
そういう人は「可愛い女の子」しか頭にないからなのか
自分が必死ゆえに（滑舌はそんなに良くないからもあるけど）
気持ちばかり先行して思うように言葉が言えず噛んだ時にすごい笑われて
それは馬鹿にした笑いではなく
「微笑ましいな」というニュアンスのもの

すごく悔しかった。

バンドとして、頑張りたい。
悔しい思いを話して、それに共感してくれたり、もう少し頑張ろうって
そう思ってもらえたら良いなと思って発言していることが

まるで娘の発表会のような目線で捉えられた。

「てへ、噛んじゃったや〜〜〜」を期待してんのか？

アイドルじゃない
娘でも
親戚の姪っ子でもない

私たちは今、ロックバンドをやっているのに

私がもし「女性」という性別じゃなかったらこんな捉え方はされなかったのか？
私がもし「男性」だったら、こんなこと気にしなかったのか？
もう舞台に立つ時女性らしい部位を切り落として少しも「女性」であることを見せないでいれれば良いのに
ということを考えたりもするようになっていきました。
そう思う瞬間はSNSにも勿論あって
私がそう捉えられるのを嫌悪していることを知っているのかわからないけれど
ひかりのなかに というバンド名を
「ひかりの○かに」とあえて伏字にして
私たちバンドを好きな父親よりも上くらいの年齢の男性同士の会話の中で
「ひかりの○かに好きとかロリコンかよw」と言われているのを
偶然見つけたり。（インターネットを長くやっているのでそれくらいじゃ秒で見つかるよ）

は？私たちが(当時)17歳の女と女と男でやっているバンドを好きな人を
ロリコンって表現するナンセンスさ、気持ち悪さ、ロリコンって言葉理解して使ってんのか？てか否定しないって

もしかして、性的な意味で私たちを捉えているのか？

と怒りを通り越して悲しくなった時もあるし（根に持っている）

可愛くありたいし、
同性の子たちや同世代の子たちの心の代弁者で居たいと
思う気持ちが私にはあって
気にしたら負けのSNS向いてないのかなと思うけど
SNSのおかげで出会えた人だっているわけで。

まあこんだけお話をしてきましたが
父親ほどの男性の方からの好きゆえの発言・行動に
セクハラ的な捉え方をできるような内容で
怖い、嫌悪感を抱く時があります。
可愛いはいらないです

勘弁してください

でもこういう人に負けずに
私は夢を叶える為
中学生の時から憧れて恋してきたロックンロールという音楽で
誰かを救えるその日まで音楽を続けます。
負けてたまるかっていうのもあるしね

また大きい音が鳴らせるようになったら
ライブハウスで思いっきり歌おうねみんなで


長くなりましたが読んでくれてありがとう

女性である自分をもっと好きになれたらいいな