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《Beyond words》 -Evening stage- 開催に寄せて
この度は、
ピアノコンサート《Beyond words》に
お申し込みくださり、誠にありがとうございます。
足をお運びくださる皆様に
より一層お楽しみ頂けるよう、
今回のコンサートにまつわるエピソードを綴ってみたいと思います。
私たち2人は、
幼稚園・小学校・短大の同級生で、共に音楽の道を志してきた仲間です。
幼稚園時代の恩師である岡田順子先生にお声掛け頂き、昨年から藤岡幼稚園でコンサートを行っています。
そして、そのことがきっかけとなり
今回了善寺さんでコンサートをさせて頂く運びとなりました。
特筆すべき点は、このご縁や展開が
いつも自然と、愛・軽やかさ・心地よさのある空気を纏っていることです。
これは私たちにとって、もちろん喜ばしいことですし、コンサートを、単に音楽を奏でるだけでなく、もっと人間性を出したり心を通わせるようなものにしようとする動機にもなりました。
さて、今回のコンサートの内容について
お話してみます。
✯ コンセプト ✯
“聴く”という行為は
演奏者の表現していることを受け取るということでありながら、
聴き手自身が自らの内面に繋がっていく行為でもあるように思います。
演奏者は自分自身を表現しながらも、見ている者のうちに隠されたものを引き出し、鏡のように映し出す…
そんなコンセプトから演奏会のタイトルを【Beyond words】 -言葉を超えて-非言語のコミュニケーション-としました。
✯ プログラム全体の流れ ✯
お寺でコンサートを…となったときに
真っ先に浮かんだのがドビュッシーでした。オリエンタルな香りが漂い、静けさの表現にも長けているという点がお寺という空間にもマッチする作曲家です。
今回のプログラムはドビュッシーの《小組曲》からスタートします。
次に演奏されるブラームスの《間奏曲Op.117-1》は彼の晩年の作品で、内省的な情感が際立つしみじみとした1曲。
続くグラナドスの《嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス》はブラームスとは対象的に感情をダイレクトに表現した情熱的な作品です。
スペイン人グラナドスのエネルギーを、スペイン語圏であるアルゼンチンの作曲家が引き継ぎ、プログラムの最後にはピアソラのヒット曲《リベルタンゴ》を演奏します。
爽やかなドビュッシーに始まり
ドラマチックなピアソラへと向かっていくこのプログラムは、
夕暮れ時から徐々に夜の闇が深まっていく…という時間の経過をリンクさせ、描くような流れになっています。
✯ 最後に ✯
このような機会を作ってくださった了善寺の皆様、
写真撮影とフライヤーの作成をして下さった
岡田宗仁さんに感謝申し上げます。
当日は宗仁さんによる作品も展示されます。
私たちも写真とのコラボレーションを
楽しみにしています。
https://instagram.com/l.p.w._?igshid=1ofzyj479p593
✯ お知らせ ✯
私たちそれぞれの音楽教室ではピアノ体験レッスンを受け付けております。ご縁が繋がり、共に音楽を楽しむ輪が広がっていけば大変嬉しく思います。
詳しくは各HPをご覧頂き、
是非お気軽にお問い合わせください。
ゆり音楽教室
https://yuri630u01.wixsite.com/-site
Stella music space
https://stellamusic.themedia.jp
GWということで、蓮華寺池公園周辺の混雑が予想されます。どうぞお気をつけていらしてください。皆様にお目にかかれますことを心より楽しみにお待ち申し上げております。
酒井友理 小林みどり