癌サバイバーとなった私〜命を繋ぐ4
化学療法室で私がみた風景…
たくさんの人が普通に抗がん剤投与を受けている。
勿論私よりも若い人も多かった。
ショックで、しかも新鮮だった。
自分が癌んと診断され治療を始めるまで、
全く想像だにしなかった光景。
鬱々としていた気持ちが、どこかに吹き飛んだ。
分からんかった…
癌と戦っている人はいっぱいいるんや…
それを実感した。
しかも皆さん普通に投与を受けて颯爽と帰っていく。
そこには悲壮さは感じられなかった。
勿論、色々と抱えていて苦しい思いをしているとは思うけど、
少なくとも表面上はそれを感じさせないのだ。
見えないだけ…その時私は実感した。
そして救われた。
我以外、皆同志。。。
そう思えてきた。
プライベートで色々と問題はあったけど、
何か自分の中で吹っ切れたものを感じられた。
なるようにしかならんし、苦しいのは自分だけじゃ無い!
自分の中で拠り所ができた瞬間だった。