教科書の本文をバラバラにして並び替えさせる活動
教科書がさくさく進み、通常の単元は終わってしまいました。学年末考査のあとにShow and tellのスピーチをやって、あとはWelcome to Tokyoでも扱って、日本や東京の文化について英語で学習しようかなと考えています。
Show and tellの原稿は下書きの1回目をチェックしたところ、意味不明の機械翻訳文章がちらほらみられたので、指導の必要があります。
ちなみに学年末考査の範囲はやたらと長いので、1年間の復習を出している余裕はありません。
今回扱ったのは、教科書の読み物教材である、 “Alice and Humpty Dumpty”です。
そのまま、教科書を開かせて文章を聞かせたり読ませたりさせてから、問題を解かせようと思っていましたが、急遽やることをかえてみました。
教科書の本文を1枚の紙に印刷し、一文ごとに切っていきました。
切りやすいように一文ごとに改行して、それぞれ一行あいだを空けました。
全部で16枚の英文ができあがりました。順番をバラバラにして、16枚でひと束にしました。
ここまでが授業前の準備です。
急遽思いついたので、ささっとやりました。
授業では普段の帯活動を終えると、パズルをやると言って、教科書をしまわせ、4人班を作らせて、各班にひと束にずつ渡しました。
あとは各班で自由に並び替えさせます。
出来たと思って読んでみると、明らかに変な文章になっていることがわかり、やり直すという流れができ、何度も試行錯誤を繰り返していました。
こうすることで、自然と本文を何度も読むことになります。
発音は正しいとは限りませんが、それは次時で扱うことなので、深くは突っ込みません。
登場人物や代名詞に注目しながら、理論的に進めている班もありました。
13分ほど活動し、各班のリーダーにできた文章を読ませました。
読んでみて周りの反応で、おかしいなと気づいたところがいくつもありました。
時間が足りないので、全ての班に読ませることはできませんでした。
最後に教科書を開いて、並び替えた文章が合っているかを、文章を聞きながらチェックさせました。
今ひとつ目的が不明だったりするのですが、これはこれで頭を使うし、協力して行うし、何度も英語を読むし、ということで悪くはありません。
最近はジグソーリーディングをやることが多かったので、少し趣向を変えたこういった活動もありだなと思いました。
本当はワークシートで問題に答えて、答え合わせをするところまで行きたかったのですが、今回は並び替えで終わってしまいました。次時はもう一度リスニングさせてから、ワークシートに取り組ませようと思います。
今回はひと束を班に配りましたが、ひとりひとりにバラバラになった文を印刷したワークシートを配布してもいいと思います。
また、各文に数字などをつけておけば、答え合わせがしやすいと思いました。
また、歌の部分を歌だと分かるようにしておくべきだったと思いました。
とにかくやってみることで、発見があり、授業改善につながっていきます。
やり方を固定化するのではなく、様々なやり方を取り入れていくことが大切ですね。