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亜急性甲状腺炎ってなにーーー??

亜急性甲状腺炎になってから3ヶ月が経った。
やっとこ、山場を超えたよう。
夜も平熱で過ごせるようになったー。よかた。
幼い頃から甲状腺に課題があったり、看護師という職業柄、甲状腺疾患の経過や治療は想像できるものが多かったけれど、今回は予想を超えてきて本当心身ともにこわかった。
罹患率が低い分情報も少ないし、調べても不確かなことだらけだし、主治医も困ってたし。
私もやきもきしたことがたくさんあった。
誰かのやきもきや不安が少しでも減ったらいいなと願って、これまでの体験談をまとめてみることにした。


*これまでの既往

小学生の頃、食べても体重がどんどん減り、精査のため入院した。バセドウ病と診断され、メルカゾールの内服が開始となった。
高校2年生までメルカゾールを内服していたが、病状がずっと安定していたため休薬に踏み切った。
が、しかし、休薬後3ヶ月で再発。
メルカゾールを再開、動悸が酷く抗不整脈薬も一時的に内服となった。
しばらく投薬で経過観察、看護師2年目でメルカゾール休薬となった。
が、その半年後、動悸と倦怠感、振戦を自覚。
検査の結果、無痛性甲状腺炎と診断された。
抗体値も調べてもらい、バセドウ病から橋本病に逆転していたこともわかった。
そこから看護師6年目までは年1~2回ペースで無痛性甲状腺炎が再発しているらしい。(受診しない間に再発していることもあるそうな…。)
働けないほど動けなくなるわけではないので、無痛性甲状腺炎で仕事を休んだことはなく、動悸が酷い時に抗不整脈薬を内服して気力で乗り越えていた。
寛解まで程遠いようで、定期受診は3ヶ月おき。
主治医は循環器内科の先生。私の歳で再発を繰り返しているのは珍しいようで、先生にとってはテストケースらしい。

*なんかいつもと違う

今年で看護師7年目、新しい職場で復職した。
4月はとても体調が良く、楽しく仕事をしていた。
もともと生理前に微熱が出るのがルーティンで、生理が来て治まっていたので気にとめていなかった。
5月半ばから夜になると37.0~37.5℃の微熱が出るようになった。動悸や息切れ、倦怠感はなかった。
次の生理はまだ先。随分早いなあと思いつつ、ホルモンバランス崩れてる?と思いながらも慌ただしく過ごしていた。なんか嫌な感じがするなと思い7月の受診を6月前半に早めた。

*とうとう本格的に発熱

6月に入っても夜の微熱が続くなあと思っていた。
ある日の昼間、出先で会議中になんか暑いだるいと思っていたら38.0℃まで発熱していた。動悸もしてどんどんだるくなるので、ひとまず運転して死ぬ気で帰宅。コロナを疑ってみて、コロナ抗原は陰性。
インフルも陰性。受診日まであと5日。
休みがとれず、ひとまず様子見。
可能性としては亜急性甲状腺炎かな、とひたすら調べてたけど、診断基準に当てはまったり当てはまらなかったり、微妙な状況だなあと思っていた。
昼間の発熱はこの日だけだったけれど、この日を境に夜だけ連日37.5~37.9℃まで発熱するようになった。動悸も酷く、左の甲状腺の腫れ、痛みが出てきた。笑ったり飲み込むと痛みが強まるので鎮痛解熱剤を内服して落ち着かせていた。残念ながら鎮痛解熱剤を内服したからといって熱はすんなり下がってくれなかった…。夜眠れない日がつづく。朝になると35.9~36.1℃まで解熱していた。
発熱で食事が取れないので飲水を頑張っていた。
甲状腺機能亢進していたせいなのか、お腹も下しており、ひたすら飲水していた気がする。

*やっと受診

受診時の主治医、猛烈苦笑いだった。
「どうしてこんなに体重減った??!あなたの体重減少と私の体重減少では訳が違うんだからね!!」
食欲不振と下してたせいで体重が落ちて主治医が普通に怒ってた。数値は亢進していた。
これまでの経過を話すと、
「あー、首も腫れてるし。亜急性甲状腺炎かも。あまりいないし僕も診断したことないんだよね。とりあえず明日エコー取って1週間後に再診ね。」
「あなたね、甲状腺弱すぎだから。大事にして。」
とのこと。毎度反省してます。すみません。
もうどうしたら良いですかー?(笑)
と伝えて診察終了。
次の日のエコー検査で、左の甲状腺が腫れていることがわかった。
再診までの1週間も、連日夜に37.5~37.8℃まで発熱し、朝に解熱するルーティンだった。
昼間頑張って、夜は寝込む生活をしていた。

*再診の結果…

1週間後の採血結果、TSH値が若干改善しており、先週が炎症のピークだったとの見立て。
ただ、夜の発熱が続いていたので1週間ほどプレドニンを内服することとなった。
もっと早く処方して欲しかった…!!と内心思ったのは主治医に秘密です。(笑)

*プレドニンを内服して

長期間の内服にはならなかったので副作用も最小限、関節痛がちまちま。
ただ、プレドニン飲みきったのにまだ微熱発熱…?と思いながら過ごしていた7月。
飲み切ってからも夜の微熱発熱が続いていたけれど、上がっても37.6℃まで。
なぜかたまに日中も37.5℃程まで微熱となることも。
食事は少しづつ取れるようになりお腹の調子も戻った。甲状腺の腫れはしぶとく、適宜鎮痛解熱剤を内服して落ち着かせていた。
昼間はなんとか仕事していたけど、夜になると疲労と熱で身体がそこはかとなくだるい日が続いていた。身体を起こしていられず、寝そべりながら書類仕事してたなあ。

*8月に入った今

突発的に38.0℃の発熱が数回あったものの、8月半ばに入ってからは夜も平熱で過ごせるようになった!◎
熱が出ない、身体楽すぎ。なんと幸せ。
と感じていた(笑) 夏バテ気味で疲れもあるけれど、とにかく身体が楽。甲状腺の腫れは治まったけれど、たまに腫れかかるのでドキドキしている。
食欲もまあまあ、普段通りに戻っきている。
来週再診。きっと大丈夫ー!

そんなこんなで、盛大に心折れていた時期を乗り越え、周囲の支えもあり今は徐々に元気を取り戻し中。
亜急性甲状腺炎は甲状腺機能亢進症の全体の5%ほどの罹患率といわれているそう。ウイルス感染が原因と考えられているが、研究が進んでおらず原因不明。自然に治るため治療は対症療法と炎症を抑えるための免疫抑制剤の使用がメインと言われることが多い。
落ち着くまでがきつくて、結局は無理をしないことが大事だとわかった。(わかりつつ無理してしまうの、いい加減やめねば…。)

経過も長く、まとまりはありませんが。
私の体験談はこんな感じ。
これまでのnoteに、ちまちま吐き出しながら乗り越えてきました。(笑)
個人差があると思いますが、一例として
そっとお役に立てたらこの上なく嬉しいです。

ぽんこつ甲状腺と程よく付き合えることを目標に日々を過ごしている、今日この頃なのでした。

*2023.8.22  あとがき。
定期受診は数値が正常化、体重も戻りつつあり。
主治医から素晴らしい!の一言(笑)
とにかくとても元気◎
自惚れず、調子に乗らずより元気に過ごしたい*゚

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