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イスタンブールでなんかうまくいかなかった日

さて、イスタンブール4日目です。今日は朝からなんか色々あったのです。
朝ご飯を食べにホテルの近くの喫茶店へ。入ってみたら、まだ9時で9時半からしか朝食は始めないということで、とりあえずチャイとティラミスをもらい、

ティラミスは大きめ

9時半過ぎたのでトルコソーセージ乗せ目玉焼きを注文し、朝ご飯を食べました。

目玉焼きとソーセージ


外のテラス席で暑いなーと思って、ミニタオルで汗を拭きながら食べてたんです。

で、後で気づいたんですがそのタオルが鞄に入ってない。あー店に忘れて来ちゃったと思いました。成都の空港でもおそらく、USBアダプタのコンセントを忘れちゃったんで、アララまた忘れ物しちゃったかーと思ったんですが、ミニタオルの忘れ物、それは今日一日中続く悪い出来事のほんの序章に過ぎませんでした...

今日は無料で見られるところめぐりというわけで、最寄り駅からもよく見えるヌルオスマニィエジャーミーへ。こちらは18世紀建立。こうやってイスタンブールには歴史のあるジャーミーが山ほどあるので、いちいち見ていたらきりがない、てか18世紀って大して昔じゃないという認識なのかしら。
こちらは白を貴重とした内装で、割とシンプルな装飾でこれはこれできれい。


ジャーミーの中


ジャーミーを出るとすぐ、グランドバザールの入口になります。全く機能していない金属探査機を通って中へ。先般も書きましたが貴金属、スパイス、バクラバ、食器、布、、、の繰り返しでやっぱり早々に飽きる。途中サンドイッチ屋さんに行列ができてたので気にはなりましたが。

気になる行列

それにしても昔は日本人と見ると日本語で客引きに絡まれたという話を聞いていましたが、今や全然そんなことはなく、ここでも日本のプレゼンスは下がっているのかなと。ここに限らずですが。言われるのも「Kore?」「China?」が多いし。トルコは親日国の言説も今は昔の話しか。

グランドバザールを出て、ベヤズット広場を通り(ちなみにここにイスタンブール大学があるのですが、近所に学生街とかあるんだろうか。旧市街の中心部だから家賃高そう。。。)

たまたま近所に見つけたハマム文化博物館に立ち寄る。こちら無料。めぼしいところは吹っ掛けた金額設定にしているイスタンブールにしては親切。というか大して展示物なく、近所の子供のお絵描きが飾ってあったのでした。昨日ハマムにも行っているので特に新鮮なものはなく。でも天井が星の切り抜きになっていて可愛かったです。

キラキラしてる


(GoogleMap先生は「トルコ風呂文化博物館」と書いてありますが、トルコ風呂が日本において別の意味を持っていたのは遠い過去の話しなのかしら。。。)

そこから少し言ったところにバスターミナルがあり、バスに乗ってちょっと移動。旧市街の観光の中心地にはバスが乗り入れていないため、こういう外縁部にバスターミナルがあるのね。なるほど。
ちょっとバスに乗っていった先が東ローマ帝国時代4世紀に立てられた水道橋。
水道橋の真下を大通りが通っていて車がブンブン通り過ぎていく。もし激突事故とか生じたらどうするんだろう。

ぶいぶい通っていく


イスタンブールを歩いているとあちこちに水飲み場というか、給水施設もしくはその名残があって、水道が昔から張り巡らされていたのがわかるのですが、この水道橋もいつまで使っていたんだろうなあと、イスタンブールの長い歴史に思いを馳せるのでした。

立て続けにビザンツ帝国の遺跡。城壁を見に行く、トラムに乗って行くと巨大な城壁が見えてくる。

城壁


周りは広い公園になっているのだけと、城壁をみて、城壁沿いに北に行こうとしたら、城壁沿いの道がなく、しかも大通りがあって渡るには遠回りしなきゃいけない。

なんとか、道を渡りましたがもう疲れたので、トラムT4線に乗って城壁沿いに北へ向かいます。
椅子に座ったらなんか向かいの男の子幼児二人がこちらを見てずーっと笑ってたんですが、なんで笑われていたのかわからないwでも幼児は可愛かった。エデルネカプ駅で下車。ここも城壁の近くなのでずーっと城壁は続いています。

城壁側は駐車場

坂を下ったところにある、カーリエジャーミーへ。こちらはアヤソフィアと同様、教会として立てられた場所がジャーミーとして使い続けられているところ。小さいですが、アヤソフィアよりよほどフレスコ画が状態の良い形で保存されていて、一見の価値があります。

外観
昇天...?
イエス...?

こちらも現役のジャーミーなので、たまたま礼拝時間に着いてしまい入れず少し経ってから入りました。日本語のGoogle Mapだと博物館と書いてあり、施設も観光客向けに整備はされてますが、現役のジャーミーです。なので無料。

さて、次は無料ではないけどどうしても行きたい軍事博物館へ。
戦争博物館の類は大好きなので、軍事博物館を見つけたとき行こうと思ってましたがさてどうでしょう。

で、GoogleMap先生を頼りに直行でいくバスを見つけてバス停まで歩く。
途中でお昼ご飯を、と思い行き当たったカフェに入ります。
隣が公園となっており、オープンテラスもあって開放感のあるカフェです。
こちらでピタとカフェラテをいただく。(チャイがなさそうで、、、チャイがあったら問答無用でチャイにするのに)

ピタ
カフェラテ

テラスではなく店内で食べてましたが、オープンなので容赦なく猫ちゃんは入ってくる。なんとなく人懐っこいのかな、と手を出してたら猫ちゃんに噛みつかれました。。。油断した。

傷害犯


てか野良猫に噛まれるってかなり危ないんじゃ、、と冷や汗。店員さんが濡れナプキンとともにおそらくコロンヤをかけてくれたのですが、調べたら流水でしばらく洗ってくださいということで、トイレで傷口を絞り出すように洗う。ううう、油断した。熱が出たら旅行中断になっちゃう。。。

とりあえず血も止まったので、バスで移動、軍事博物館へ向かいます。16:30閉館なので急がなきゃ。

これまで私はソウルの戦争博物館、ホーチミンの戦勝証跡博物館に行ったことがあるのですが、どちらも朝鮮戦争、ベトナム戦争というワンイシューを扱った博物館。
イスタンブールの軍事博物館は、トルコ民族がいかに戦争を経験したかという歴史を扱ったものだたので、古くは突厥から始まってました。長い。。。

トルコ民族国家の系統樹


一番の見所はやはり1453年コンスタンティノープル陥落のようで、これをイチオシで持って来るあたりトルコ民族の国威発揚のプロバガンダみが凄かったです。

ジオラマあり

わざわざ入口にチュルク系国家の旗(北キプロスからキルギスに至る)までの旗が並んでいるあたり、民族主義とチュルクの盟主はトルコであるとの主張が強いのかと。

ウイグルは独立国家じゃないから旗はない、北キプロスはある。

中は武器が山のように飾ってあり、しかもすごい広いのでつまみ食いしたのですが、アルメニアの部屋があったのはびっくりしました。何書いてあるかまでは全然わからなかったのですが、こういうプロパガンダ施設で自国に都合の悪い歴史に触れているのは珍しなと思いました。

アルメニア事件の部屋?

なお、時間が遅かったので、有名な音楽隊の演奏には間に合わなかったのですが、観るだけで600TL必要とのことだったので、まあいいかな、と思いました。そもそも入場料払ってるのにその上音楽隊でお金とるか!と思いましたが。

で、やっぱりチャイダンルック欲しくなって先日行ったショッピングモールへ行く。

電気式チャイダンルックもあるらしい。


やっぱい買っちゃおうと並んでたら、レジ前に6個89TLのチャイグラスがあったので安い!と思ってそれも買っちゃう。ついに買っちゃいました。。。というわけでスーパーで茶葉も買いました。
あとはソーサーなんですが、あの皿ほんとにどこに売っているんだろう...

二段式やかん
買い物してチャイを飲む。ダブルのつもりで頼んだら二杯出てきた
どこのお店もこの皿。でも売ってるところは見なかった...

良い時間になったので夕飯を食べに移動します。昨日行ったお店のとなりのお店で魚料理にしょうとおもい、GoogleMap先生に経路を聞いたら、イェニカプ駅からBRTでアジア側にいけと言うことだったので、イェニカプ駅でBRTのりばを探したんですが見つからず。大人しくマルマライで移動しました。Google Map先生、トルコではあてにならんのか。

昨日のお店はお酒を出していなかったのですが、ビール飲みたかったので今日はこちらのお店です。あと、魚料理が食べたかったのでどうみても魚料理出そうだし。

中の席に通されましたが、隣のテーブルが日本人集団で珍しいなと思いました。
こちらのお店、あまり英語が通じなかったのでとりあえず魚と頼んで出てきたものを食べることにしました。後々調べたら鯛だったけど。
鯛の塩焼き、美味しかったです。

ここだけじゃないけど、トルコ人すぐに皿を下げるので、まだ残っていたとしても容赦なく下げる。何度まだ残っていると抵抗したことか。

ビール飲んだ後、ラキを飲んだけど、その次はビール頼んだつもりなのになぜだかお会計持って来るし、まだ更に残っているのに下げようとするし。帰ってほしいのかと思うくらい。ちょっとイラッとしちゃった。

帰りはフェリーにします。カドゥキョイ→カラキョイ。夜のクルージング代わりです。

カラキョイに近づいてきました。

カラキョイについたらガラタ橋からの夜景も見たいので、歩いてエミノニュまで移動する。

ライトアップされたイェニジャーミー

エミノニュからトラムに乗ってたんですが、もう終電間近ということで大変混んでいました。なんかめんどくさくなってバッグを前に抱えず乗ってたのですが、、、
ホテルに帰ってバッグを開いたら、あれ?!財布がない!どうみても財布ない!
レストランからホテルまでの移動は携帯のカバーに指したイスタンブールカードで決済したので、バッグを開くタイミングは一度もなかった。というわけでおそらく、満員のトラムですられたのではないかと思います。なんか違和感あると思ったのですが、完全に油断しました。

まあ、財布を落とした経験も多々あるので、とりあえずクレカ全部止めて、あと一応レストランに財布忘れてないかと思い電話もしたんですが、英語では全く通じずブツッと切られる始末。ApplePayがあるからクレジットカードは使えるし(トルコはコンタクトレス決済の端末が普及しているので、カードなくてもOK)入れていた現金も日本円1万円+トルコリラ1000TLぐらいなので大した金額ではないので、困ることはないんですが、それにしても油断した。警察に行くのは明日にします。。。

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