見出し画像

キャリアブレイク・キャリアチェンジ・キャリアアップ・キャリアダウン

昨日からずっと、XのTL上で、下記の薄井シンシアさんのポストとそれに連なるやり取りのあれこれが続いて表示される。

薄井さんの本は2017年に下記の本を購入して2ページ読んだところで本棚に刺さってある
(※読むつもりがないのではない、読むつもりだが未だに読んでないということ、それが積読で私の趣味は積読)
のだけど、この本のときプロフィールはラグジュアリーホテル勤務だったけど今のXのプロフ見たら63歳でIT企業に転職と書いてあったので、今回の転職内心もう結構飽きているのに日和ってIT企業を選んでしまった私から見て、63歳で業種替えのキャリアチェンジってすげーな!と感心しました。
この方の言っていることは私の感覚としては真っ当だなと思ったのですが、一部の人から猛烈に反発を食らっている様子で、それなりに無理をしてキャリアと育児を両立している人にとってはそれまでのやり方を否定されたと感じるのではないかと思ったり、専業主婦からはキャリアへの諦念がある人は心を踏みにじられていると感じたのではないかなと思ったり。
でもこの人は育児でキャリアブレイクした後でいかにしてキャリアを復活させたかの経験を元に語ってきた人なのでそもそも位相が違う気がするのです。

先日のひろゆきの下記ポストもほぼ同じような内容で、こちらにも自分仕事と育児の両立はできてるし、と噛みついている人がいたのですが、なんか噛み合ってなくてなんだかなと思った次第です。

いずれも現在の社会環境の不備を暗に指摘していて、それをどう変えたらいいのかという問題意識が前提にあるのに、「自分はできている」で済ませてしまうのは思考停止だし、それこそ「無理」と思って絶望している人にとってはなんの救いにもならないだろうし、できてる人ができない人を不可視化してしまうのは社会的断絶を助長するのではないかと思っています。

さて、最近、たまたまですが、私と同世代、アラフィフの二人の友達が、会社を辞めてしばらくのんびりしてから転職したというのを聞きました。二人ともシングルなので、育児などのキャリアブレイクする必要に迫られたわけではなく(介護でもないみたいです)、ただ単に少しお休みしたいというだったのだけかもしれないですが、そういう形でも転職ができたそうです。

別の友達で、彼女は子どものいない夫婦の妻なのですが、夫のアメリカ赴任に付き添っていわゆる駐妻を経験し、諸事情により1年もいなかったかと思うのですが日本に帰ってきてから、ちゃんと新たな職に就いています。

また、前職のマネージャーをしていた男性ですが、奥様が海外赴任を希望し、子どもが小さいことから退職をして駐妻ならぬ駐夫となった方がいました。赴任先はインドですが、少なくとも3年はいるそうなので、明らかにキャリアブレイクとなるのですが、話しを聞いたところ本人は非常に前向きに捉えてました。

とまあ、私の周りでは割とキャリアブレイクに対して、鷹揚な方が多くて、それで苦労しているという感じも見受けられないので、必死に直線的なキャリアにしがみつく時代から変わりつつあるのかなあ、なんてことも思っています。

そういえば先に述べた駐妻経験者の友達といっしょに月一でお菓子教室に通っているのですが、そこのある生徒さんが、65歳にして有名パティシエが営むお菓子屋さんに転職したという話を聴きました。これまでは介護施設の給食担当などをしていたそうですが、お菓子作りの道に進みたいとの思いが募り応募したところ見事通過したそうです。また別の生徒さんもどうしても自分のお気に入りの空間で過ごしたいと思ったのでカフェを開業するために法律事務所をやめて今着々と準備しているそうです。

そのお菓子教室の先生もそれこそ、35歳でそれまでのアパレル業界のキャリアからお菓子の世界へ飛び込んで、自宅でお菓子教室を長年開いている方。

そうやってキャリアブレイクを経てもキャリアを取り戻せたり、本当にやりたいことをみつけてキャリアチェンジしていくのが本人の意思次第で自由にできる社会になったらいいのに、と思うのです。私もそれこそ、実はそこそこキャリアブレイクもキャリアチェンジもキャリアアップもキャリアダウンも経験している人間なので、できると思った状況のときに、したいことをしたいようにできる社会になったらいいなぁと思っています。

そんな私の職歴は下記

そして現在進行形の転職活動は下記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?