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「トンカツロック」@新橋演舞場
「トンカツロック」という懐かしいタイトルをJr.情報局メールで見かけたのが1月。
「トンカツロック」は2002年に、トニセン主演で上演された横内謙介さん作のストレートプレイ。見に行ったなーと思いつつどんなんだったっけ?
でも懐かしさもあり行ってみるかーと思ってチケット申し込んだみたら取れてしまいました。
3月ごろ、見覚えのある青い封筒が来たのでなんだっけこれ?と思ったら「トンカツロック」のチケットでした。久しぶりに紙のチケット来たw
さて、新橋演舞場も久しぶり。滝沢歌舞伎以来w
2002年の初演時は観てるものの殆ど覚えてないので、新鮮な気持ちで観ることができました。
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元々はトニセンに当てがきされた脚本だとのことなので当時のトニセンの年齢だったり、各人の年齢差だったりが那須くん、岩﨑くん、金指くんには合わないんだけど、まあ、そこはさほどきにならず。三人のフレッシュな演技を堪能させていただきました。
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最後のシーン見ながら、「あぁそういえばこんな感じだった...」とぼんやり思い出しました。
最後は明るい展望で終わることもあり、観劇後は爽快感がありました。
あとBK朝ドラでお馴染み楠見薫さんも出てらしてほんに、ほんに…
さて以下多少ネタバレ含む感想
助三郎=那須くん、下町のもと暴走族のトンカツ屋店主、ほっとけない親分肌(トニだど坂本くん)
平=金指くん、パンチドランカーとなり一度は引退を決意したボクサー、助三郎の弟分
(トニだとイノッチ)
優=大昇くん、心優しい中学生教師
(トニだと博)
トニセンの三人への当て書きというのを加味して思うと、やっぱり那須くんは下町のあんちゃんとはイメージ違うかな、というところがあったのか、ちょい上滑りしている感があった気がする。ああいう声の張り上げ方には慣れていないというか。金指くんはイノッチに比べてもハマってたと思う。イノッチが実のところは年齢的には弟分だけど精神年齢は高めだからなー。金指くんの割と天真爛漫ぽいところがいい意味で真っ直ぐなバカにぴったりだと。大昇くんの優しげなところは役にピッタリだし、いまいち頼りなさげな声色もよく性格を表してたと思う。
ストーリーは優のパート/平のパートと2つの接点が助三郎のトンカツ屋という形で、もし優が助三郎の幼馴染だったとかならまだわかるんだけど、単なるトンカツ屋の常連って設定でだけで絡むか?というそもそもの疑問が内心持ち上がっちゃって、そこはあんまり解消されずパートごとの話で完結しているように感じたので最後の平の旅立ちでなんか爽やか青春譚に誤魔化されているような気がしてしまいました。
トニセンの初演も、2公演見てたけどそんな感じだったけ?と思って見返してみたら「う~ん…う~ん…」という感想しか書いてなかったので、どうやら微妙。。。と思ってたらしい(笑)