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サードプレイス

私には大好きなスタバの店舗がある。自宅から徒歩10分。朝の日記や読書も、仕事終わりの反省も、休日のまったりも、何日、何時間過ごしたか分からない。スタバの中でも全国に10ほどしかない特別な店舗で、常に驚くほど混雑しているのに、丁寧な接客にブレがない。明るいパートナーさんたちは私の顔を覚えてくれていて、「行ってらっしゃい」「お仕事お疲れ様です」と声をかけてくれて、楽しい話をしてくれる。今日は、5月からスキューバダイビングの仕事で沖縄に行っていたパートナーさんと再会できた。この方が帰ってくる前に異動かな、と思っていたから本当に嬉しかった。

知り合いもいない土地で、社会人1,2年目を明るく過ごせたのは、間違いなくこの場所があったおかげだ。仙台への転勤が決まってから、会うパートナーさんに「11月末に転勤することになりました」と伝える。「あと何回淹れられるかな〜」「あっという間じゃないですか!」と反応をくれる。
絶対に常連ぶりたくないし、ただの一顧客でしかないけれど、でも、自分の顔を覚えてくれている人がいる、ということが嬉しい。
自分がいつかこの土地に戻って来た時、私のことを知っている•知っていた人がいる。それがとても嬉しい。

もしこのスタバがなかったら、人知れず小さいアパートに住んで、人知れずこの街を出ていく人間になっていた。人の数だけが多くて、電車は満員で、治安が悪い街を嫌いなまま去ることになっていた。大好きな場所ができて、本当に良かった。

上手い表現ができないけど、自分の居場所(というか帰る場所?)が有るためには、そこに「自分の存在•その場所にいたことを知っている他人がいる」というのが必要条件なのではないか、と思う。
実家のある地元も、大学時代を過ごした仙台も、親族とか友達とかお店とか、「私がそこにいた」と知ってくれている人がいるから、自分も実感として、住んでいたと思える。

仙台にも大好きなカフェがあって、行くと必ず「おかえりなさい」と言ってくれる。自分のことを知っている人がいる、という安心感、心地良さ。
決して常連ぶって得意げな顔をしたいのではなくて(そこは強調したい)、ただ、私のことを知っている人がいる、という事実が嬉しい。


大学4年間を過ごした仙台には、まだ大学院生の同期も、部活の後輩も、バイト先のパートさんも、彼もいて、お気に入りのカフェも居酒屋もあって、心から安心して生活ができると思う。本当に楽しみ!


明日から家探しと引越し準備で慌ただしくなるけれど、気持ちは前向きに、、!
あと1ヶ月、会いたい人に会い、行きたい場所に行く!

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