見出し画像

「だって、そういうもんでしょ?」

桜さんのひとことがとても深いと感じた“逃げ恥”。
わたしには「そういうもんじゃない」です。
大事なことは一生忘れないはず。
でもわたしは忘れてしまうから。
なんなら忘れるのは仕方ないと思っていました。
年末に「困ったな」って思うまでは。

小学生の生活科の単元で、小さいときのことを知る学習があります。
いろいろな環境を配慮して、すべての学校で実施されるものではないかもしれません。
その学習の下調べとして、インタビューしてみようという宿題を持ち帰ってきました。
自分も経験したし、そういう学習をするときが来ることはわかっていました。
だから母子手帳も育児日記もちゃんと書こうと思っていました。
でもやっぱり続かなくて。
うちの子どもたちの記録は穴ぼこだらけです。

唯一、頼りになりそうなのは写真。
なんとか手がかりを探そうとクラウドを開きます。
こういうとき、とても便利な時代になったなと感じます。
産院のからつい昨日までの写真をスクロールしていきます。
「あ、あのときの!」と思い出すものがあれば、「なんで撮った?」というようなものもあり、脳みそはフル回転です。
記憶と写真が一致すると安心する反面、どうしても思い出せない場面に落ち込みました。

ほらやっぱり。記録しておけばよかったじゃない?

コツコツできないし飽き性です。
でも、記録できなかった理由はそれだけじゃない。
そのときは一生懸命で、わたしなりに精いっぱいで、コツコツ何かをやれる余裕はなかったのかもしれません。

「今、思えば。」

平匡さんが「戻りたい」と言ったときの気持ちが少しわかります。

最近の子どもたちの写真は、食べてるところと寝てるところばかりです。
コツコツやれないけれど、写真だけは残ってる。
「このときはね」って思い出せるように、明日からの写真は、もっとたくさん“表情”を残しておこうと思います。
そして、毎日続かなくても、少しずつでも、記録に残す意識は持ちたい。
ほら、今月からはコツコツできるようになるんだし。
それがきっと、何年か先の“会話”に繋がると思うから。



いいなと思ったら応援しよう!

yuko*
「好き」で満たす暮らしを目指しています。