「タブレットがほしい」と言われたら
質問上手になれ。
ここ1~2年読んできたビジネス系の書籍には、必ずと言っていいほど書かれていた言葉。
お客さま相手の仕事なら、相手が企業であろうと個人であろうと、本質は同じなんだと学んだ。
たとえば、お客さまに「iPadがほしい」と相談されたとする。
わたしなら、どう対応するだろうか?
値段が安くてアフターケアが付いていて…。
きっと、そんなことを一生懸命調べるのだろうと思う。
でも、これでは完全に落第点なのだ。
この「iPadがほしいと言われたらどうするか?」については、SNSで流れてきた投稿だったか、何かの記事で読んだのか忘れてしまったけど、とにかくネット徘徊をしていて見かけたものだった。
この答えは「iPadがほしいと言われて、iPadを売るな」だ。
どうしてiPadがほしいのか掘り下げていけ、と。
その先に本当のニーズや課題があるはずだ、と。
まさに、質問上手になれということを言っていたのだった。
散々、本で読んできて心に沁みついていた言葉に、ネット徘徊中にも出会った。
これは今、わたしがやるべきことに違いない。
「質問上手になれ」と導かれているのだ。
何から始めたらいいのか。
それは、「何にでも興味をもつこと」と「その場を楽しむこと」の2つだ。
どちらもわりと得意科目。
好奇心は旺盛なほうだし、新しいことを知るのが大好きだ。
一方で、人見知りしたり、周りを気にしすぎる傾向がある。
これが少々、壁になるときもある。
興味をもった先の疑問のときは、聞かれる側も悪い気はしないようで快く話してくださる方が多い。
今までの経験で分かっているのに、なぜか遠慮してしまって聞けないことがある。
そういうときほど、後になって「あのとき聞いておけばよかった」と思うのだ。
大事なのは、疑問に思ったことは素直に聞くこと。
今日読んでいた本に書いてあって、改めてハッとしたのだった。
そうだよ。知りたいことはちゃんと聞かなくちゃ。
聞かなければ、いい提案なんてできないんだ。
質問上手になる方法を考え直していたら、なんだかわくわくした。
ここひと月くらい、全然楽しくなかった仕事が楽しい。
楽しくないからデスクワークに偏っていたけど、久しぶりにお客さまとたくさん話したくなった。
休み明けが楽しみなのも久しぶり。
この流れ、大事にしていこう。