ジャズピアニスト ai kuwabara
ジャズピアニスト 桑原あい
この方を知ったきっかけは、日食なつこさんの神戸ライブを見に行ったときのことだ。
ライブの合間のトークで、日食さんが
同じ歳のピアニストがジャズの雑誌に載っているのを見た。彼女とは、小さいころにコンクール?(何かは忘れた)で一緒になったことがある。そのときから彼女の音は輝いていた。今はアメリカでも活躍しているそうですね。あえて名前は言わないので探してみてください。
と仰っていた。
なので探してみた。おそらく桑原あいさんだろう。同い年で、ジャズピアニストで、アメリカでも活動していて。
ていうか間違っててもいい。
桑原あいさんのことを知ることができたのだから。
正直、ジャズはほんとにかじったことがある程度なのでほぼ素人。
だから、別のところで魅力を伝えようと思う。
今回紹介するのは3曲。まずは
BET UP。三曲のなかで一番たのしそうに弾いている。一番曲に酔いしれながら弾いている。めちゃくちゃ気持ちよさそうで、見ていてこちらも楽しくなってくる。
はい、次。
LABORATORY。この曲はテーマがすごくかっこよい。三曲のなかで一番かっこいい。なにより、23秒のところ。彼女が一瞬ニタッと笑う。その瞬間がすごくいい。職人が、自己満足にひたる瞬間みたいだ。他のだれにもわからないが、自分だけが追求しているものが今この瞬間表現できている。そんなものを噛みしめて思わず笑みがこぼれてしまった。きっとそういう笑みだ。きっと。
はい、次。
3=log2(8)。
この曲が三曲の中で一番よく聞いている。その理由は、ピアノソロにある。ソロが始まってしばらくの間(1:23頃)、ピアノの音数がすごく少ない。というかほとんど弾いていない。その数秒間が、もう完璧。ドラムとベースだけのノリノリな時間。ここの数秒間を目当てに何度も再生してしまう。
なんで、こんなにかっこいいと感じているのかよくわからない。よくわからないから、もういいやと思って何度も楽しんでいる。リズム隊といわれるドラムとベースの実力がすごいんだ。きっと。
全然、曲自体の魅力を紹介できていない気がする。しかし、僕がすごくかっこいいなと思えた瞬間は紹介できた気もする。
自分なりの一瞬を見つけるのも楽しいものだ。
今後もそんな一瞬の魅力を紹介したい。