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副業を始めるにあたりHubspotでやったこと

当記事は 【初心者優先枠】corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#2 Advent Calendar 2023 の6日目の記事となります。



副業を始める、何から始める

  • 2023年は副業を始めた年でした。自身のスキルや経験を活かして新たなチャレンジをするため、開業に踏み切りました。

  • 開業にあたり、成功している先輩方のブログなどを参考にし、Google WorkspacesやNotionを契約してポートフォリオサイトを構築しました。

  • 先輩方はTwitterなどで発信して営業活動を行っていましたが、私自身は諸般の事情でTwitterを停止していたため、初期顧客の獲得には課題がありました。

  • そこで、営業に力を入れることを決め、営業する際に使ったツールについて紹介します。

自分の強さは何か

  • 自分の強みは、10年以上関わってきたSalesforceです。ただ単にSalesforceを使えるというだけでは競争力に欠けます。誰でも使えるので、他との差別化が必要です。

  • そこで注目したのが、Salesforceの競合製品であるHubspotです。SalesforceでできることがHubspotでもできることを証明できれば、Salesforceにこだわる必要はありません。CRM/SFAやMAといったアプリケーションレイヤーで自身の強みを見出せると考えました。

  • 現在の課題である顧客の獲得は、自身のスキルの証明にもつながる重要なチャレンジです。

なぜSalesforceを使わないのか?

  • Salesforceエンジニアを名乗っているため、「なぜSalesforceを使わないのか」という疑問が浮かぶかもしれません。私自身も同じ思いを抱いていました。

  • まず、SalesforceのEssential Editionを使わなかったのは、カスタマイズの制限や利用できない機能(フロー、MAなど)、費用面の制約があったからです。

  • Salesforceを普段使っているため、普段使っている機能が使えないのは非常に辛いものです。

  • そこで、CRM/SFAの概念が理解できれば競合製品でも使えるはず(=自身の強みの証明になる)と考え、無料で使える機能が多いHubspotを選ぶことにしました。

まず最初にやったこと

  • 最初に取り組んだのは、Google Workspaceとのインテグレーションです。

  • Google WorkspaceかMicrosoft 365の有償版を購入し、ドメインを設定することが前提条件です。これができないと魅力が半減してしまいます。

  • Google Workspaceで利用しているドメインにHubspotのSPFとDKIMを設定しました。HubspotではDKIMの設定は有償版になるため、無料トライアル期間を利用してドメイン関連の設定を完了しました。(現在はHubspotのStarter Editionを契約しています。)

Google WorkspaceアカウントとHubspotのアカウントを連携させる

メールとの連携

  • Gmailとカレンダーとの連携について説明します。

以下の手順を実施します。

Gmail専用のアドオンをChromeに追加します。

  1. Chromeアドオンを追加した後、Gmailの画面は次のようになります。

  1. メールの開封件数

  2. メール送信者の関連情報

  3. メールのやり取り相手のHubspot上での活動情報

などが表示されるようになります。

過去のメール送信履歴や打ち合わせの履歴などが表示されるため、コンタクトの接触状況などが把握できます。これらの履歴はもちろん、Hubspot側からも閲覧できます。

カレンダーとの連携

次にカレンダーとの連携を行います。
まず、連携させるアカウントに仕事やプライベートのカレンダーを共有しておきましょう。以下のような設定にしておきます。


カレンダーへの連携は、次のスクリーンショットの手順に従って行います。


これにより、以下のようなことができるようになります。

https://be-non.net/meetings/yosuke-kurita
  • カレンダーの空き時間を取得し、打ち合わせの時間を提案してくれるサービスを利用できます。類似のサービスにYouCanBookMeやSpirなどがあります。

  • このサービスを使って打ち合わせを設定すると、フォームが通過したと見なされるため、以後、誰といつメールしたか、誰といつミーティングしたかなど、すべてをHubspotで追跡できることが特徴です。

他にもできること

  • Zoom Appをインテグレーションすることで、ZoomのサイドバーにHubspot CRMの情報が表示されながら会話することもできます。前回の会話内容が自動的に表示されるのは便利です。

  • 名刺のOCR機能も備えており、精度が高くて素早いです(名刺画像がカメラロールに残るという小さな欠点がありますが)。

まだまだ紹介したい機能がありますが、今回はここまでにします。もし何かのイベントであれば、デモなどもお見せできますので、お気軽にお声がけください。
今日紹介した内容は、営業プロセスのうち、リードの獲得から機会の特定までの話でした。実際の営業の詳細やクロージングには触れていませんが、いつか書く機会があれば、その部分にも触れたいと思います。

最後に

副業をやるなんて1年前の自分では思ってもいないことでした。副業できる環境になってやってみたらたまたまうまく行っている(と思いたい)みたいです。こういうことをしたよということがみなさんの参考になれば幸いです。

冬らしい季節になってきました。皆さんも良いお年をお迎えください。

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