【兎草子】災害に備えて家庭内備蓄をしていこう
阪神淡路大震災からまもなく30年。というところに、また南海トラフ地震を警戒させるような日向沖の地震です。
東日本大震災はもちろん、昨年の能登半島地震からもまだ一年、日本という国は地震からは逃れられないのだな、と改めて感じます。
そもそもプレート同士がぶつかって沈み込むという、火山列島の上に住んでするわけで、日頃は自然の恵みを存分に享受しているとしても、長い目で見れば、本来安心して住むところではないのかもしれません。
それでも、何千年もの間、たくましくここに住んできたのが日本人、日本という国、知恵でカバーできるところは対処していきたいものです。
さて、大地震などの災害があるたびに、そしてそれを思い起こす度に、日頃からの準備、対策が大事だということは繰り返し言われてきています。
そのひとつが家庭内の防災と備蓄。
一般的な防災については、住んでいる場所や、居住する家屋のタイプなどによって、対策の幅がだいぶあるかと思います。特に戸建て住宅の場合には、家自体が安全なのかそうでないのかで、避難の有無がありますね。
私の場合はマンションという集合住宅で、中層階ですので、洪水、津波による直接の被害はまずないかと思います。一方で高層階ではないので、停電しても、なんとか自力で階段の上り下りができます。
実は、これは偶然ではなく、そういう高さを選んで住んでいます。
もっと高い方が眺望が良くなるということはわかっているのですが、「もしも」のことを考え、家庭内で相談、決めたものです。
もちろん阪神淡路大震災以降の耐震建築でもあるので、倒壊や大規模な破損は考えにくく、この建物がダメになるときは、首都圏が全部ダメくらいのあきらめとしています。
したがって、火事を除くと、大災害時でも基本は避難はせず、家に留まって自助と近隣の共助によって、支援やインフラの回復を待つというシナリオです。
ただ、当然のことながら災害時は、停電、断水、ガス停止というのは容易に想定されますから、これらへの備えは必要です。
ということで、我が家では、以下を目安に備蓄をしています。
もちろんこれ以外の食料(冷蔵庫、通常の買い置き)もあり、いざというときには早く消費した方がいいものから消費することになるかと思います。
水 一人当たり1日4リットル×7日分
食料 3食×7日分以上
ごはん レトルトパック40食、α米15食
パスタ 20食(乾麺、ミートソース等レトルト)
カレーなどのレトルト食品 30食
長期保存食 ビスケット、羊羹、カレーレトルトなど燃料 携帯コンロ用ガスボンベ 10本 (他に登山グッズの燃料)
バッテリー 家庭用ポータブル電源+ソーラー発電パネル
(電力は食いますが、電気でお湯も沸かせます)
乾電池各種 各10〜20本程度寝袋 アウトドア用 2人分
携帯トイレ
その他 各種ペーパー類、ビニール袋類、紙皿、紙コップ、
サランラップ
水や食料などはローリングストックにしているのですが、それでも時々ちゃんとチェックしないと賞味期限を大幅に過ぎたものとかが保管されていたりします。
ちょうど、昨日はふと思い立って、食料のチェックをかけて見たところ、意外に長期保存食が期限を迎えていて、これを入れ替えなければと注文などしたところです。長期保存食品って、保存期間が5年とか長いのはいいのですが、その分安心しきって忘れちゃうんですよね。
次は、水もそろそろ半分を交換しないといけないかなあというところです。
こうしたローリングストックは、多少期限が過ぎていても、もちろん無駄にするということはなく、ちゃんと消費していきます。
そもそもレトルトは賞味期限が半年や一年は大丈夫ですし、ペットボトルの水も3年くらいは余裕で大丈夫とのことです。もちろん自己責任ですが。