JR各社の株主配当と資産運用の実感
3月に決算を締め、4-5月に決算発表をし、6月に株主総会を行うとともに株主に配当を支払う。これが大概の日本企業のスケジュール。もちろん会計年度をどの期間にするかは自由ではあるが、会計年度を締めてから2ヶ月以内に決算申告する必要があので、事業年度を国の会計年度に合わせている企業が多い状況ではこういうことになる。
ということで、6月は配当の季節だ。半年決算に合わせて年2回の配当としているところも多いので、6月だけというわけではないが。そして株主優待の提供も。
シニアになった後の資産運用はNISAを含む投資信託にしているが、それだけだと株の実感がないので、自分の興味関心がある企業の株をいくつか保有した。ぶっちゃけ旅関連銘柄である。JRは4社が上場しているが、そのうち3社の株を慎ましく100株ずつ。
で、配当と主な株主優待の結果である。
JR東日本 8,500円、4割引となる優待割引券1枚
JR東海 1,500円、なし(分割前の1株である5株以上で1割引優待割引券)
JR九州 9,300円、全線1日乗車の優待券(新幹線・特急は別料金)
いやいや、なぜか儲かってる企業ほどシブチンである。JR東海は昨年株式を5分割しているのでその分補正しなければならないが、それにしてもである。しかもJR九州の株価はJR東の約1/3(3月までの株式分割前)なので、JR九州の配当(配当性向)の高さが際立つ。今回だけで配当性向約3%。中間配当も考えると買い増しても良いかもしれないね。まあ九州に行くのは年1回程度だから優待券は1枚あれば十分と思うけど。
JR西日本がないのは、余裕資金が尽きたからでもあるけれど、投資信託ではなく実際の株式を買ってみて思ったのは、自分は投資家ではないので思い入れがない会社の株は持っていたいと思わないから。コロナ禍の最中は別として黒字会社なのにローカル線廃止することに血眼になってる姿がどうも好かないんだよね。無論人口減少が続く中で今のままでいいとは思っていないけれども。
いずれにしても、知識としては知ることができても、こうして配当通知や株主優待券が届くと、実感として株というものを理解できるのだなと思った。
投資信託って、なんか数字だけでゲームっぽいもんな。絶対手は出さないけど、FX、仮想通貨となるにつれて、どんどんリアルから遠ざかって仮想のゲーム世界のようだもんな。
もしかしたら、仮想だからこそ、素人を呼び込みやすいのかもしれない。だって、スマホ上のゲームアプリの勝ち負けと何も変わらないんだもの。そこには手は出さないと決めているけれど、現実感を大事にするためにも銘柄株を保有しておくこと、その経験をしておくことは大事なのかもしれない。