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円安が進行し、富士山では遭難

じわじわと円安進行で1ドル160円に

日銀の介入なんて結局効果なく、じりじりと円安が進み、今日はまた1ドル160円台に。2-3年前から、円の実力値は150-160円と言っていたので、そろそろその下限にきた感じ。
これ以上下がるとすると、日本経済的にはちょっとやばいと思ってる。

海外の商品やサービスを本来の価格以上の高値で買わざるを得なくなる、そして買えなければ社会生活水準、いや生活水準が下がっていく。これは負のスパイラルになりかねないので、痛みが出たとしても賃上げや利上げをして食い止めなければならないはずだが、その覚悟が政府や日銀、企業にあるのだろうか。
資産を持っているならば、円安への対策は、とにかく資産を外貨建てにすることなのは自明だが、為替というものはどちらへ進むのか判断しずらいので難しい。160円のここまでは円安に振れると信じてもよかったのだけれど。

円安下での資産の持ちかた

では、円安下ではどのように資産をもち、運用するのが良いのか。
外貨預金のように日本円を単純に外貨変換するのだと、為替レートがどちらへ振れるか常に悩まされることになる。
一方で、海外先進国や新興国の経済成長率と日本のそれを比較したときに、現在の日本経済を考えると海外の成長率のほうが高いのは自明なので、海外株式や債券主体の投資信託にしておくのが当面は一番安定度があるのではないかなと思う。

ちなみに、積極的にギャンブルするのでなく、中長期の投資であれば株式を中心とした投資信託一択である。
なぜならばFXや債券は成長しないから。
けれども株式、つまり株価は経済の成長を反映する。時系列で考えたときに右肩あがりになるのは歴史的にも約束されている。あとは、どれだけリターンを期待するか、安定度を高めるかという商品の特性の違いだけだと思う。個別の銘柄株式も一般論としては同じなのだけれど、経営の良し悪しで株価が上下し、時には倒産するので、素人は一定比率以下にしといた方がいいかなと思ってる。

富士山で遭難事故相次ぐ

ところで、山開きまであと数日という富士山で、遭難死が相次ぐという報道。今の時期、下界の感覚では夏山だけれど標高3000メートルを超える高さではまだ冬山といっていい。富士山頂上の最低気温は零度近くまで下がる。何が起きたのかは警察などの調査を待つしかないが、火口付近で亡くなられた方々は最後は凍死だったのだろうか。

山開きをすると、山小屋もオープンするし登山客も多くなるので、滑落などがない限り事故死することは稀かなと思うが、山開きまでの冬山期間は他人に頼ることができない。もちろんアルプスなどと同様に冬山期間に登山することが禁止されているわけではないし自己責任ではあるが、経験値のない素人が気軽に登るのは避けるべきだろう。
私も一昨年初めて登ったが、夏の富士山は登山客であふれ、山小屋も各合目に開いていて正直ハイキングのような感覚で登れる山でもある。ただ、それでも標高差の壁は厳しいし、頂上に近くなれば空気が薄くなって息切れもしやすくなる。そして気温も低くなる。真夏でも頂上では防寒着が必要だ。やはりふつうの山とは違う。
ここを山小屋のサポートなしに登るのは、いくつもの山で経験を積んだ人しか無理だと思う。実際弾丸登山でもない限り、どこかで一泊することになり、そうであればテント持参となって重量も増え、さらにきつくなる。自分にはまったく無理だなと素直に思う。



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