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「あえて100%やらない」という教育も大事かもしれない
週2日、火・金曜日に親子参加型の森のようちえんの活動をしています。
先日、節分に合わせて鬼のお面を作りましたが、豆まきはせず、子どもたちがお面をつけて走り回っただけで活動を終えました。
「豆まきする人は、それぞれお家で調達してくださいね~」と。
今回は単純に豆を調達する時間がなかったからなんですが(^^;)、
後から考えると、このやり方で良かったな、と思いました。
普通の幼稚園・保育園などでは、鬼に扮した大人が「ガオー」とやってきて、「鬼は外!福はうち!」と豆まきをして、豆を食べたりするでしょう。
でも、そうやって園ですべて完結してしまうと、わざわざ家庭では豆まきを
やらなくなるかもしれません。「園で全部やってくれたから」と。
これはちょっと違うのではないか、と思うのです。
運営する森のようちえんでは、子どもたちの主体性をのばすことを大事にしていきたいと考えているのですが、そのためには、お母さん・お父さんも
主体的な存在であってほしいと思っています。
子どもの教育は面倒を見てくれる第三者におまかせではなく、家庭でも試行錯誤しながら自分たちで行う、そんな環境づくりのためにあえて100%やらないという運営方法もあってよいのではないでしょうか。
まだまだ意図して場を作れているわけではないですが、実践を重ねながら、
より良い育ちの場をつくっていきたいと思います。