恋は強気でどうぞ
これを読むのはおそらく今の中学生くらいなのかな、と思うので、今から13年前の中学生がどんなことをしていたのかをまず書きたい。
スカートは短いのがかわいい時代。
キーホルダーを通学かばんにできるだけたくさんつけるのが流行り。(ちなみにこれが流行ってから、キーホルダーはひとつまでという校則ができたw)
遊ぶたびにプリクラを撮っては、プリ帳という専用手帳に貼っていた。
みんなが、ギャル文字の練習をしていた。
スマホはもちろんなく、ガラケーもほとんどの中学生は持っていない。
先生の連絡先は当たり前だが教えてもらえない。(年賀状の住所ですら教えてくれないこともある)
遊びはプリクラ・カラオケ・映画くらいしかないし、タピオカはもちろんない(笑)
スタバ飲んでる高校生のお姉さんに異常なあこがれ(笑)
そういう時代に私は中学生をしていた。
私が通っていたのは私立の進学校だったので、学校と自宅の往復しかしていない生活で、特段おもしろいことはなかった。
恋愛も今みたいな感じではなく、「彼氏彼女」という概念はほとんどなくて、学年の中でもイケイケな一部の人達にしか縁がないお話でして……
主にこれを読んでくれているであろうジャンルの方々には大変朗報なのだが、「教師に恋する人はまずいない」時代でもあった!
(私の学年にはひとりもいなかった)
若手の先生はいたし、かっこいい先生もいたが、恋愛の意味では好かれることがほとんどない時代。
むしろそんな人がいたら気持ち悪がられていただろう。
だから私はその当時、ある先生に恋をしていたことを誰にもいうことができなかった……
そして私たちは世の中との繋がりがほとんどなかった。
Twitterも当たり前にないので「同志」をさがすこともできず、自分たちが今生きてる場所だけで暮らしていた。
先生に恋する女の子たちのコミュニティ、などあるわけもなく、私はたったひとりで恋をしていた。
これを読んでくれている、先生大好きな女の子たち。
「同志」がいる今こそ、恋の時代。
恋は強気でどうぞ!
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