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不穏破壊7

「不穏破壊」とは、雑記シリーズの名称である。周囲でちょっと落ち込むことがあった時、気を紛らわせるためにパーッと書いて公開するものだ。

災害から逃れることはできない。いくらしっかり備えていたとしても、いざ災害にぶち当たった時に心の安寧が保てるかはわからない。
こんなnoteを書いても防災には一切役立たないので、別に機会を作って備えたい。

それはそれとして、不穏な空気そのものは破壊しておきたいのでこの記事を書く。


特別な格好

不穏破壊6でも書いたけど、この夏はスーツを着たりゆかたを着たりした。

うお~、無事着れたぞ。
ネクタイも帯も、突貫で覚えたにしてはよくできたのではないか。

わたしは結構華奢な体格をしている(と思う)ので、スーツもゆかたも市販のサイズをそのまま着ることができない。だからスーツはオーダーしたし、ゆかたも腰ひもを駆使したり背が高くなるような靴を履いたりして短く見せるように努めている。(男物女物問わずゆかたの丈はやや短めなくらいが粋だと思っている。)
なかなか着る機会がないものだから、どちらも楽しく着ることが出来てよかった。

こういう格好をすると、自分の体型と服装のギャップを受け入れてくれる人が意外と多いことに気が付く。
特にファッションにかかわる人にはその傾向が顕著だと思う。

オーダースーツのスタッフさんには「どんな方も結構自由にスーツ着てますよ~」とニコニコ笑いながら言われたし、ゆかた屋さんの気が強そうなおばちゃんには「どんな人でも好きなゆかた着ていい!何着てても普通です!!」とパワフルに言いきられた。シャツをユニクロでオーダーした時も、驚かれはしたものの理由を聞かれることはなかった。

これから先、自分の格好にとやかく言う人が現れるかもしれない。でもわたしは誰に何と言われようとこういう服を勝手に着ると思う。もちろんTPOがある場ではそちらを優先するべきだろうけど、その範囲内で好きなようにできたらそれが一番うれしいし楽しいはずだ。
もしその格好が自分に似合っていないとしても、日本にいる以上罪に問われることはないからね。

人目を気にせず、トレンドとかも好きなところだけを適当につまみ食いして、自分の好きなものを好きなように着る。
それこそがファッションの楽しさなんだろうと、四半世紀以上人間もどきをやってきて初めて気づきつつある。

中身を見たい

家長むぎさんがかばんの中身に関するイラストをポストしていた。

いわゆる「What’s in my bag」を見るのが好きなわたしにとって、このポストはまさに僥倖。とてもうれしいものだった。

note上にもかばんの中身を公開する記事がけっこうあって、よく見に行く。知らない人や自分から少し離れた場所にいる人の頭の中身を見ることができて楽しいし、自分が知らない便利なものを誰かが持っていたら参考にすることもできる。

せっかくなのでこの場をお借りして、わたしが最近特に好きなかばんの中身関連のnote記事を紹介する。かばんの中身を見るのは本当に楽しいので、この感覚をみなさんと共有できたらうれしい。

国内旅行用かばんの中身を紹介する記事。
セトショウヘイさんのかばんの特徴は、とにかくものが少ないこと。「現地で買えるものは現地で調達してしまおう!」という潔さが前面に押し出されていて、見ているだけで気持ちよく感じるほどだ。
無印アイテムが多めなのも統一感があって非常におしゃれ。クリアケアオールインワンジェル、いいですよね。

ときめきにあふれた、ライブ遠征時用かばんの紹介記事。
先述の記事とは真逆で、現地での安心感を重視した内容だ。noteにおけるこういう記事はミニマリストさん向けのコンパクトなものが多いのだけど、この記事は心配性な人にもおすすめできると思う。
荷造りのテクニックなどもしっかり書いてあり、何よりriyoさんご自身の「パッキング大好き!」という情熱を感じる。ライブ直前のわくわく感がそのまま伝わってくるようで、読んでいてとても楽しい。

先述した2本の記事はいずれも旅行やライブといった非日常の記事だったが、こちらは「いつものかばん」をフィーチャーしたリアルな記事なので参考にしやすい。
小さなかばんに最小限のものが入っている感じで、とてもやりくり上手な印象。ケース類がOXMOXシリーズで統一されていたり、黒の割合が多かったりする点も、本沼ぽんぬさんご自身の好みや思想的な部分が垣間見えるようで素敵だ。

番外編として。こちらはかばんの中身ではなく、さらにその中に入れる「防災ポーチ」の中身を紹介する記事。いまはいろいろ不安な状況だから、事前に備えを作って持ち歩いておくのはとても有用だと思う。
持ち物を決めるうえでの思考の流れも書かれており、非常に丁寧。人には人の防災があることに改めて気づかされる。自分のかばんの中身を再考するよいきっかけになった。
ホイッスルとライトの付いた多機能ペンがかなり便利そうなので欲しい。

本当は友達みんなのかばんの中身を見たいところだけど、抜き打ちチェックするのは倫理的によくない気がするので我慢している。みんな、気が向いたら見せてくれ~。

身の上話

実は当方、双子だ。
自分が妹で姉が姉。姉が生まれたのとほぼ同時にわたしも人間の皮を授かった。
ちなみに姉とは以下アカウントの持ち主、舞韻のことである。

我々は非常に似たいでたちをしている。いまの髪形や好みは違うけど、声や顔だちなどの根本的な部分がそっくりだ。
そのため自己紹介のネタに困ることはない。とりあえず姉の写真を出して「実は双子なんですよね~」と言えばよい。

性格はかなり異なるものの、興味の方向性が近かったのはラッキーだったと思う。おかげでUTAUの活動などでも姉と連携できている。すぐ隣に活動方針を相談できる相方がいるというのはかなりのアドだ。

また共通の友人がとても多いので、遊びに出掛けるときはだいたいいつも一緒だし、遊びに誘われるときも大体セットで誘われる。あまり嫌な気はしない。

双子として生きていると、たまに「双子の特異性」に関して質問されることがある。そういうことを聞かれるのも悪い気がしない。
なので今回は、(我々的には)定番の「双子あるある質問」に回答していこうと思う。

①どっちが姉? どっちが妹?

舞韻が姉、わたし(ゆこなる)が妹。
正確な生まれ順は不明。戸籍を調べたときわたしが「次女」と表記されていたためそういうことになっている。

②服共有してるの? おそろい着る?

めちゃめちゃ共有してる。サイズが一緒だから共有できるものはしたほうが経済的。ただ好みが全然違うので実質共有状態にないものも多い(先述のゆかたとか)。

そういえば服をお揃いにしたこともあまりない。なぜなら同じものがふたつあっては無駄だから……らしい。色違いを買ってもらうことは多かったと思う。

③一卵性?二卵性?

わからん。調べたことないから……。

④親族の人たちとかから間違えられることはないの?

全然面識のない人を除けば、間違えられることはほぼない。

というのも我々はかなり似ていない部類の双子らしい。
見分けポイントをしっかり作って、そのポイントが姉妹のどちらに結び付くかを覚えられれば、割とすぐ間違えなくなるっぽい。
最近はヘアスタイルからして全然違うから、間違えられる機会自体ほぼゼロになった。双子としてのおもしろみが消滅したともいえる。

⑤入れ替わりってしたことある?

高校生の頃、わたしが姉のふりをして姉の教室に侵入しHRを受けようと試みたことがある。10秒経たずに失敗して教室から追い出された。ノリの良い先生で助かりました。ありがとうございました。

この失敗を不思議に思われる方も多かろうと思うので、一応敗因を羅列しておきたい。

  • 当時からわたしと姉には共通の友人が多かった。

  • わたしが姉の教室に遊びに行く機会も多かったので、姉のクラスメイトのうちほぼ全員がわたしの顔を把握していた。

  • 姉の担任もわたしの顔を知っていたし、なんならそれなりに仲が良かった。

上記3点の理由から、この入れ替わりに立ち会ったほぼ全員が、我々双子の顔を簡単に見分けられる状況にあった。結果は目に見えていたのである。

状況が変われば、比較的簡単に周囲をだませるかもしれない。同人イベントの時、わたしのサークルスペースに姉を座らせておくとか。
今度UTAてるのにサークル参加する予定なので、弊サークルに用のある方は注意深く観察してみてください。

⑥けんかとかしないの?

するっちゃするけど、面倒なので爆速で終わらせるようにしている。
頻度自体もあまり多くない。

⑦ふたりのX見てみたけど誕生日違うじゃん! 実は双子なんかじゃないのでは!?

結構おおっぴらに話しているのでこちらでも改めて説明しておくと、我々双子は「誕生日諸説システム」(フォロワーさん命名)という方式を採用している。
すごくざっくり説明すると、「我々の誕生日には諸説ありますよ」ということ。

つまりX等に記載されている誕生日にはおおいにフェイクが含まれていると言っていい。うそはうそであると見抜ける人でないと(インターネットを使うのは)難しいのである。

ちなみに姉の誕生日は10月14日、わたしの誕生日は2月12日ということになっている。我々双子自身もこの日をお互いの誕生日として祝うようにしていて、当日はケーキを食べたりプレゼントを渡したりしている。

インターネット上の情報すべてを鵜呑みにするのは危ない。みなさんもSNSをやるときはどうか注意してほしい。


いい感じのオチを考えるのが面倒なので、こんな感じで切り上げさせていただく。
ほかにも知りたいことがあれば教えてください。次の記事のネタにします。

では、今日はこれで。

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