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私の好きなハロープロジェクト     BEYOOOOONDS編


はじめに

 本当は次はアンジュルム編を書くつもりだったんだけど、先日の武道館公演があまりにも良すぎたので、今回はビヨ編。急遽ライブビューイングのチケットを取って、ビヨの単独を見るのは春ツアーの豊洲(この時もライビュ)ぶりでした。10人体制おそらくラストの公演を見なきゃ後悔する!と、連日のSNSの気合っぷりから強く思い、映画館へ足を運びました。結論、本当に素晴らしい公演で、ビヨの作るエンタメの世界(今回はディスコ)が本当に本当に楽しくて、5年間彼女たちが磨き上げてきた個性と繋いできた絆が、あの素晴らしい空間を作り上げていました。私の推しの島倉りかちゃんもとても進化していて目が離せなかった。10人全員が最高に輝いている、圧倒されっぱなしの時間でした…!
 武道館の感想はここまでにして、ビヨも10曲、私のお気に入りを選びました。紹介していきます。

①眼鏡の男の子

 衝撃的なデビュー曲!寸劇から始まるこの曲は、電車で出会う眼鏡の男の子を巡った恋のお話です。デビューの時くらいにハロープロジェクトと出会ったので、これが私のビヨを知った曲です。一つ好きなところがあって「ちょっと急ブレーキ急に停車」の所。
その後のラップパートもリズミカルで好き。ここのMVの電車で撮っているシーンがみんな楽しそうでとってもいいんですよね。12人のバランスがすっごく良くて、BEYOOOOONDSといえばこの12人だよなっていつまでも思う気がする。


②文化祭実行委員長の恋

 眼鏡の男の子の別視点ソングです。私はこっちの方が好みだったりする。あんまり披露されないけど。こころちゃんとくるみんの「グランプリいいいいいいい!!!!!」が大好き。このころの、曲が一つの物語になっている感じが新しかったと思う。サビの「職権濫用!公私混同!文化祭実行委員長の恋」は一度聴いたら頭から離れない。あと、眼鏡の男の子こと前田こころさんがかっこよすぎるんだよね。今じゃ本当にきれいなお姉さんって感じだけど、この時はめちゃめちゃ美少年だった。性格とかは全く違うけど、それこそ工藤遥ちゃんみたいだなって思ってたな。

③恋のおスイング

 これも、眼鏡の男の子別視点ソング。お嬢様風なお嬢様2人組が主役。これももう何年も聞いていない気がするけど、このスウィングジャズの雰囲気が島倉りかちゃんの声に本当にぴったり。りかちゃんの声と一番合っている歌だなあと思う。この曲で一番好きなのがセリフパート。めっちゃ面白い。ここで書くのはもったいないからぜひ聞いてほしいんだけど、なかなか衝撃的な展開です。

④虎視タンタターン

 この曲からビヨの見られ方がかなり変わった気がする。それまでは少しふざけたトンチキ曲ばかり歌っていたけど、虎視タンはビヨのもつポテンシャルの高さが存分に発揮された。「この時代、ヒロインは私だ!」といううーたんのセリフから始まり、うーたんのもつチャーミングさが発揮されていて本当にいい。「これがこれからの乙女だい」のパートも好き。りかちゃんのドスの効いた歌い方がとっても新鮮。
「私が私の夢を守らなきゃ」「君もそうホントの自分を愛したい」、二つともサビに使われているこのフレーズにいつもハッとさせられる。
パフォーマンスも魅力のこの曲は見どころがたくさんある。間奏のゆはしおフェイク、2番サビ後のくるみよハモリ、この2つはぜひ生で聞いてほしい。今間奏のフェイクはゆはからこころちゃんに引き継がれて、それもまた違う感じでとっても良い。


⑤ハムカツ黙示録

 初めて聞いた曲、本当におかしくなったのかと思った。ハムカツ?アンガーマネジメント?すべてが意味不明。ハムカツ食べてるし。なんなんだこれ!と思ったけど、このシュールな曲を完成度高めで仕上げてくるBEYOOOOONDSはさすがすぎる。今となってはライブでハムカツの音がするとテンション上がるようになりました。立派なビヨオタです。
ムカつくことがあると、怒っている自分がいると同時に「これハムカツ(はあムカつく)だ」と思うようになってしまいました。


⑥Hey!ビヨンダ

 はいこれも大好き。まずサウンドが良すぎる。かっこいい。ももひめのトークボックスも最高にクール。歌詞も私は超好き。「言葉の向こう側にある言葉にならないカオス」「私の心を揺さぶる私だけのランキング」とか、わかる~!ってことを言ってくれる。あとはこれ、ライブの時のアレンジが最高なんですよね。メンバー紹介のパートになったり、ダンスパートになったり。ライブ映えもするし、縦ノリが気持ちいい。ハローの中で、縦ノリできる曲って意外と少ない気がする。これがアルバム曲なのまじか!って感じなんですよね。だからMVもなくて。シングルカットでもいいと思うけど、こういうシングル以外の曲がライブで大切にされているのをみるとちょっと嬉しくなりますよね。

⑦求めよ!運命の旅人算

 これ、最近になってようやく聞くようになった曲。ビヨのお勉強シリーズの一番最初です。最初はあまりよさがよくわかんなかったんですけど、これかなりライブ映えするんです。「足し算!引き算!掛け算!割り算!」のコーレスがとにかく楽しい。あとは汐里ちゃんのホイッスルボイス。これできるの小田さくらくらいやろ!とか思ってたのに、やってのけた西田汐里ほんとにすごい。「この世界は正解の方が少ない 誰しもが間違いながら今 ここにいるんだ 花丸だ花丸なんだ」って歌詞、本当にいいですよね。ここ、まさにビヨっぽい。ずっと旅人算の話してたのにこんなに感動的なこと言いだすの本当にずるい。

⑧GIRL ZONE

 これはグループ内ユニットの雨ノ森川海の曲ですね。大森靖子作詞作曲です。もうこの時点で、神曲確定なんですよね。そして本当に神曲なんです。
この曲って、歌詞はあんまりハローっぽくはない。でもすごく、雨ノ森川海っぽくはある。私は結構、この歌詞には共感しちゃうんですよね。でもこの曲に共感できないのであれば、その方がよっぽどいいんですよ。周りから向けられてきた悪意ある目線とか、やけに鮮明に聞こえてくるひそひそ話とか、知らないでいる方が圧倒的に幸せだし。私は全然、そういうものを力にして見返してやるとか、そんな人間ではなかったけれどこの曲の子は見返したいと思っているのが、エネルギーに満ちていてすごくいい。
確かに誰かのおかげでここまで来たけれど 鏡の前でフリーズ 動けないところから一歩 踏み出したのは私が心を決めたから」ってところが一番好き。涙が出てくる。ここを歌う雨ノ森のみんなも、めっちゃ感情入っているように見えるんですよね。この曲はまさに雨ノ森のかっこよさの原点だと思う。

(メドレーの途中なので半分くらいしかないです)


⑨高輪ゲートウェイができる頃には

 次はCHICA#TETSUの曲です。都営より好みというか、こっちの方がメンバーに合っている気がするんですよね。なんだかちょっぴり切なくなるようなメロディーと、恋のもどかしさみたいなものが凄く甘酸っぱい。
サビの「たかなわ♪」の言い方がみんなほんとかわいい。土地名ってこんなにかわいく言えるものなんだ。私はカントリーガールズが好きなので、チカテツのかわいらしさはそれに通ずるものがあると思います。今のハローは深刻なカワイイ不足なので今後もこの路線を突き進んでいってほしいです。

(これもメドレーです)

⑩灰toダイヤモンド

 2024年ナンバーワンソングです、これ。私、初披露初解禁のひなフェスに参戦していて、その時の興奮は今でも忘れられないです。1年以上ぶりの新曲だったし、卒業者も出て今後どうなるんだろうって思っていたんですけど、この曲を聞いた時純粋にうれしかったんです。「遠慮せず輝きな」とか「もっとこの星を未来未来(ミラミラ)にしたくてミラーボール」とか、サウンドも歌詞も最高に盛り上がれる曲で、ビヨにぴったり!このシングルで卒業したゆはの門出にもピッタリで、いろんな思い出がある。
「本当の本当の本音 言葉にしてみる勇気 そんなことが一番難しかったの」
ここも大好き。後間奏ね。ほのぴのピアノに注目しがちだけど、個々のダンスが凄くいい!みようーはもちろんなんだけど、ここの前田こころさんが本当に輝いているのでぜひ見てください。ビヨのパフォーマンスしている姿って、本当に全員輝いてるから目が本当に足りない。とくに灰ダイは最新の曲っていうのもあるけど、今のグループの良さが最大限に現れているからいろんな人に見てほしいです。


最後に

 来年、BEYOOOOONDSは新メンバーが追加される予定で、確実に形を変えます。多分、グループの歴史の中で一番の変化になると思う。私はそれが発表された夏ハロ初日に現場にいて、混乱したのを覚えています。正直、25周年オーディションで追加メンバーがなかったから、その可能性は消えたと思っていたし、いっちゃんやゆはが卒業して、いろんな可能性を考えて心の準備はしていました。このメンバーで5年近くやってきて、減ることはあっても増えることはないとどこかで思っていました。だから本当に驚いた。
 でも、メンバーを増やす、続いていくグループになるってことは、彼女たちの音楽が今後も繋がれていくってことなんですよね。オリジナリティに溢れているからこそ、ビヨの曲はビヨにしか歌えないものになっています。カバーされる機会も、他のグループの曲に比べて格段に少ないし。だからこそ、BEYOOOOONDSを未来まで続けていくことの良さは確実にあるんです。今のメンバーが最高で最強だからこそ、複雑な気持ちもあります。でもそれ以上に楽しみなんです!今のBEYOOOOONDSが、未来へのワクワクをくれるんです。これはビヨだけの話ではないけれど、ハロープロジェクトはいつだって、過去も今も未来も同じくらい輝いています。同じくらいの良さがあります。そんなハロープロジェクト、BEYOOOOONDSの「今」を、たくさんの人に見てほしいです。


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