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【自由研究】ファジアーノ岡山:39・40・41節(後編)

10月以降に執り行われた、39節・金沢戦、40節・甲府戦(ここまでアウェー)、そして41節・秋田戦(ホーム最終戦)に至るまでの、3試合に関する振り返り記事。後半っていうか、41節秋田戦の振り返り・こっからの展望等についてのまとめになります。

自動昇格の可能性もわずかに残し、2年8か月ぶりとなる声援も戻ってきた。素晴らしいスタジアムの雰囲気でした。そんな中でなんとしても勝利を挙げたかった、、、のは皆同じ思いでしょう。しかし、結果は非常に悔しいものになりました。


41節:秋田戦(10/16):●

着実なうねりを感じる中で戦う岡山の前に、吉田謙監督のもと、個々のプレー選択に躊躇がなく、自分たちのスタイルをハッキリと示し、ひたむき×全力で戦う「超秋田一体ブラウブリッツ秋田が立ちはだかった。

秋田というチームのスタイルについては、下記の山陽新聞デジタルに掲載された秋田戦のプレビュー記事(ファジサポの方が書いてくださっているものです)が大変わかりやすい。リンクを載せておきます。
本当にわかりやすくて、ぼくもこんな風に記事を書きたいと思います。尊敬いたします。

スタッツ(前半)

上記プレビュー記事からもわかる通り、秋田の戦い方は39節の金沢と似ているが、金沢よりももっと極端で鮮明な、ロングカウンター志向のチームであるとお見受けいたすところ。とにかくボールは敵陣にほりこんで、そっから攻撃がスタート、という感じか。そして、ボールが持てない間はひたっすら守る。

岡山戦についても、その例に漏れない展開となった。上記は、前半のスタッツ。なんと岡山の支配率71%・・・。ぱっと見、これは本当にファジなのか?と疑いたくもなるが、とにかく、この試合ははじめから終わりまで一貫して、ボールを支配していたのは岡山でした。

しかし、裏を返せば秋田も秋田で、ポゼッションにこだわんない、耐えながら虎視眈々とチャンスを狙う、ロングボールとカウンター・・・と、これはむしろ自らのチームスタイルを表しているといっていいような数値でもある。そして、シュート数に関して言えば5対4でほぼ互角。枠内シュートに至っては秋田2に対して岡山ゼロ。あんだけ攻めたのに、前半の岡山は枠内に打てていなかったんだな・・・。

相手陣内における、岡山の攻撃傾向(前半) ※独自研究

ファジ、相手陣内での攻撃仕掛け(39・41節比較 前半)

上記は、岡山の攻撃仕掛け(相手陣内)について、私の独断と偏見でデータを取ったものです。39節・金沢戦と41節・秋田戦(前半)を比較したものになります。

39節・金沢戦の前半での攻撃仕掛けに比べ、41節・秋田戦はグラフの長さが伸びているものが多い。金沢戦の前半は相手の4-4ブロックの間で渋滞してしまい、20分ごろまでなかなかエンジンが温まらなかった感があったが、秋田戦での岡山は序盤からパワー全開・フルスロットルで攻勢に出ていたことがうかがえました。金沢戦の時より明らかに増えているのは、ドリブルで運ぶ回数、ワンタッチで複数人で刻みながら運ぶ回数、そしてクロスの回数。秋田戦では臆せず運べた、ということも言えるでしょうか。

一方で秋田戦におけるこの数字は、スタッツの数値と同様、秋田のチームスタイルの前に導出された数字とも受け取ることが出来ます。要は、「中央を割れずサイドに流され」この数値になっているのではないかということ。
岡山はパスアンドゴー・ドリブルでサイドまで運んで、クロスで爆撃していく、というシーンは確かに多かった。ただ、前半はそこまでで、秋田のブロックを割るところまでは至っていない。

稲妻のカウンター(秋田)

逆に、いいところまで攻めたあとで秋田が「待ってました」といわんばかりに繰り出すロングカウンター、吉田謙監督云ふところの「稲妻のカウンター」が岡山の脅威となっていた。

35分、秋田のイナズマカウンターに至るまで ①

▲35分のシーンを書き出してみました。ずっと「相手コートでサッカー」できているものの、中央をガッチガチに固められ、どうしてもサイドを右往左往させられる岡山。このシーンで岡山のデュークとチアゴのFWコンビの周りは、秋田の選手が5人で囲んでいる。11分の5。ちょっと手厚すぎやしないか、、、

35分、秋田のイナズマカウンターに至るまで ②

▲それでも何か事を起こさねばなるまいと、河井さんがクロスを上げる。高さに分のあるデュークでなく、その奥のチアゴに合わせたが、秋田もまたチアゴに対し、2人がかりで手厚い対応。跳ね返したこぼれ球を、秋田の#8:茂選手が拾う。

35分、秋田のイナズマカウンターに至るまで ③

▲こぼれ球を拾った茂選手が、これをひとりで一気に運ぶ。当然、ドリブルである。岡山は河野さん⇒雄大でマークを受け渡し、茂選手についていくものの、捕まえることが出来ない。ハーフウェーライン付近まで上がっていた柳・バイスが慌てて追いかける中、かれら2人の背後をさらに、秋田#29:齋藤選手光の速さで駆け上がる

あっという間に柳・バイスを追い抜いた齋藤選手へ、茂選手からのパスが通り、齋藤選手は独走で岡山PA内へ進入。齋藤選手の最後の選択肢はクロスであった。これは秋田の選手に合わず、岡山は幸いにも被弾は免れたものの、相当に肝を冷やしたシーンではあった。

このシーンで攻撃参加してる秋田の選手はたったの2人。なのに、その2人にあっという間にやられるという。これはまさに稲妻。言い得て妙。そして、秋田のねらい通りの攻め方ということもできるだろう。

強固なブロックと、稲妻のカウンター。秋田のハッキリとした自信あふれるプレーは、以降も岡山を苦しめる。

ブロック崩しの方策(岡山)

叩けども叩けどもゴール開かず、じっとピッチを見つめる・・・みたいな展開のまま、岡山の前半は終わった。しかし休憩明けの後半に入ると、岡山はセットプレーではなく流れの中から、秋田の強固なブロックをこじ開けることに成功する。49分、河井さんの移籍後初ゴール(祝!)のシーン。

(岡山は下向きに攻めてる)右サイドに流れるチアゴ

リプレー動画を見てまず気付くのが、斜めに走るチアゴの動き。サイド展開でボールを受けた河野さんがドリブルしてきたところ、いつもならPA内に行って待っていそうなチアゴが、右の奥へ流れていったのである。

この動きにしたがって、秋田の#4池田選手もチアゴを追って右に流れていったわけだが、これにより「中央のガードストーンが1枚動いた」かっこうになった(カーリング風な言い方ですが)。「岡山の2トップにいつも誰かが付いて回る」秋田DF陣のプレースタイルを逆手にとったかのような動きであったが、これがチアゴの咄嗟の判断によるものか・狙っていたものかは定かでない。しかしいずれにせよ、この動きでまずひとつ、秋田のブロックのバランスを崩すことに成功した。

河井さんに自由が生まれ、道ができる

チアゴ・池田選手がいたところに岡山の雄大が走り込み、それに追従して秋田の#16井上選手が雄大のマークについていく。井上選手が下がったことで、秋田としては再びPA内に人的リソースの補充はできたし、デュークを取り囲むこともできるようになった。

しかしそれと引き換えに岡山は、PA手前にいた河井さんが自由を得ることになった。加えて、チアゴから河井さんへの道もできた。ホットラインだ

チアゴはフリーになっている河井さんへグラウンダーのクロスを供給。それに対して河井さんがダイレクトに右脚を振り抜くと、秋田DF陣が並ぶ狭い空間を突いて、ボールはゴールに吸い込まれた。ゴール前のコースは限定されており、かなり難しい状態だったが、その隙間を見事に通してみせた。ビューチフルな移籍後初ゴールと相成ったのであります。

ここまで金沢と言い、秋田と言い、強固な4-4ブロックを敷いた相手を崩せずにいた岡山だったが、ここでひとつの崩しの方策を見せつけた。そして「自動昇格」へ絶対条件でもある「勝利」へ向け、苦しみながらも大変大きな先制点を奪うことに成功。
これでスタジアムの雰囲気は最高潮に達する。この1点、大事にしよう!と思った方も多かったことでありましょう。

それにしても河井さん→チアゴでなく、チアゴ→河井さんだぞ。なんか胸熱この組み合わせ。


先制したものの・・・

ただ、先制した後の岡山の振る舞い方については、非常に意見の分かれるというか、賛否両論渦巻くというか、そんな感じのものになりました。

▼先制ゴールからわずか9分後、切っ先鋭いカウンターの鋭利な部分を試合前半から体現していた秋田#29齋藤恵太選手が、こちらのセットプレーの間隙をついて光速ドリブル・光速カウンターをやりきり、試合を振り出しに戻す。

▼引き分けでは自動昇格の望めない岡山は交代カードを次々に切りつつ、再び秋田ゴールに迫ろうとする。しかし、先制シーンでチアゴが見せたような崩しの動きではなく、ふたたびブロックに火の玉ストレートを投げつづけるような、ちょっと真っ直ぐすぎな攻め方に終始してしまったように見えた。

▼終盤になり、ブロックを敷いていた秋田の選手たちが徐々に前に出てくるようになると、岡山は中盤でボールを奪ってカウンター狙いに走るが、最後のところで生じるわずかなズレをアジャストできず、ゴールを割ることはできない。

▼そして最終盤、相手のスローインから生じた一瞬、ほんの一瞬の隙をつかれて秋田の#40青木翔大選手にPA内進入を許し、致命的な一撃を押し込まれてしまった。1-2、逆転負けは今季初であったとのこと。

顛末はこんな感じ。苦労して奪った先制点のあと、岡山はバイス柳らの最終ラインが高い位置をとりつづけ、なかなか降りてこなかった。結果として手薄となった背後を突かれ、痛恨の同点弾を被ることとなった。そして、追いつかれたあとの岡山は、再び前半のような、相手のブロックに真正面から飛び込んでいく形の攻撃を繰り返すこととなってしまっていた。

下記は、前後半通じてのスタッツ。ハチャメチャに押してはいるんだがなあ。。。。。。。。。。

この試合については
もっと大事に1点守っていくべきだったのではないか」とか
ドン引きベタ引きでもよかった」とか
(相手のブロックに対して)押してダメなら引いてみな」とか
もっと周りを使うべきだった」とか
相手みたいにロングカウンターすればよかったのに」とか

、、、いろいろな意見があると思います。私としては、それらの意見のどれも、間違いではない、尊重すべきものだと思っています。サッカーに限らずどんなスポーツだって「100%勝つ方法」なんてないし、正解はない問題だと思うので。こんな大事な試合で、それだけの「自分の考え」が出てくるのは自然なこと。

ただ岡山としては、「ホームの雰囲気」「自動昇格の可能性」「勝点3が絶対必要」といった諸々の案件を練り合わせたうえで、初めからある程度腹くくって「一つのやり方」に絞っていたのだと思う。

木山監督は次の通り考えていたとのこと。

木山隆之監督
後半はもっとチャレンジしてボールを動かして相手の厳しいところを突いていこうっていう中で、チャンスを作り始めることができたときに1点を取ることができた。自分たちのペースでやっていくことができたと思います。ただ、その中でもう1つ。もちろんいろんな考え方があったと思う。1点をしっかりと守りながらカウンターを狙って勝ちに持っていく考え方もあったかもしれないですけど、そこはチームとして意思統一をして2点目を取りに行った。攻める姿勢をしっかりと出していこうとした中で、ロングスローでもCBを上げて。準備はしていたんだけど、相手のスピードが上回ってカウンターで1つ失点をして、また振り出しになりました。
ファジラボ 2022.10.16
【無料】木山隆之監督『また立ち上がってプレーオフで昇格をつかめるように全力で戦いたい』(河井陽介 徳元悠平 ヨルディ バイス チアゴ アウベス)【2022 J2第41節 秋田戦 コメント】

また、バイス殿のコメントも。

■ヨルディ バイス選手
われわれのメンタルは絶対に崩れることがない。今日の試合を見ても分かる通り、1ポイントのためには戦っていない。今日も3ポイントを取りに行った。そのためにはリスクを取らなければいけない部分がある。だから、時にはカウンターアタックを受けて失点をすることもある。
(中略)それでもわれわれは3ポイントを狙っているし、それはホームでもアウェイでも関係ない。
ファジラボ 2022.10.16【無料】木山隆之監督『また立ち上がってプレーオフで昇格をつかめるように全力で戦いたい』(河井陽介 徳元悠平 ヨルディ バイス チアゴ アウベス)【2022 J2第41節 秋田戦 コメント】

若手・ベテラン・海外から来た選手・途中加入の選手、いろんな人がいるなかで、ひとつのやり方にベクトルを合わせて臨んでいたことは間違いのないこと。それを尊重したうえで、結果はある意味「力負け」であったこと…これからやってくる「絶対に絶対に絶対に負けられない戦い」に向けて、いろいろ糧にしていきたいところです。

非常に悔しい結果だったが、「超秋田一体」「ひたむき×全力=秋田」ブラウブリッツ秋田は本当にいいチームだった。脱帽です。


振り返り

岡山は敗戦により自動昇格の可能性が消滅。したがって横浜FCの自動昇格は彼らの試合前に決定した。
試合後の関戸王子、きーやんのあいさつに大号泣した。ナイスガイすぎるだろう皆。。。いま思い出しても目頭が熱くなる。

最終節は3位をかけた戦いになるな、、、と思って帰宅したら、4位熊本と5位大分の試合結果により、岡山の3位も確定したとお知らせが。「プレーオフ2回戦までホーム開催」のアドバンテージと、賞金500万円を岡山は手にすることとなったのであります。よっしゃ500万円ゲットじゃ。なんに使うかな~(俺がもらったわけではない)


金沢戦・秋田戦 雑感

2試合とも、PA内まで行ってるのに最後の一撃を出せない・喰らわせられないでいて、カウンター一発でぶち抜かれてやられる展開だった。
負けられない試合の中でラインを高くしていたのはチームとしての決め事であったようなので、それだけのリスクを背負ってる上ならばそれを上回るリターンを取る必要があった。ただ、そのリターンの取りに行き方については、2試合通じて言及している通り、「力いっぱいなぐる」に終始した印象がある。

4-4ブロックで守る相手に苦戦を強いられ、結果として勝ち点は挙げられていないという事実が残ったわけだが、この事実をもとに、たとえばプレーオフ決勝で相手(J1様)が超割り切って考えてきたとしたら(ドン引き・中央固め・制空権掌握してきたとしたら)苦戦しそうだなぁ、、、という想像はする。引分けではダメ、あくまでも勝ちが求められるので攻めていくしかないし、そうするとカウンターリスクも同時に背負い込むことになるし。(まぁ、そんなことはしないか?)

それにしても、この手の試合について、DAZNで観ててもスタジアムで観てても「あんまり悪いふうに見えない」というのはひとつ厄介なことですね。これまでの岡山はどちらか言えば金沢や秋田のやってきたスタイルに似ていたし、「押しこめるサッカー」やりたいなぁ、、、って言う想いも歳を経て積み上がってた部分もあった。だから「押しこめてるじゃん!いいじゃん!」という印象をまず持ってしまうのだろう。


甲府戦 雑感

めちゃくちゃボールを持たれた甲府戦においては、岡山がたった数回のチャンスのうち2つをものにして勝利。2つとも、「ゴールに向かってダイレクト」「相手が手出しできないうちに得点」という、岡山のスタイルを発揮しての2点でした。ただ、プレスがうまくきまらなかったことや、ショートコーナーへの対応などには課題が残る。

こういう相手に対してハンイグォンは効いたのではないか?と思いました。こちらの攻撃が停滞している状況をひっかきまぜるに持って来いというか。

わき目も振らず一目散にゴールめがけて走るし、けっこう独特なドリブルでもある。かれが運ぶとき「わー行け~大丈夫かああー」ってハラハラドキドキするんですが、それ以上に対戦相手に「止めとかないとヤバそうだ」と思わせて「守備をさせる」ことに意識を向けさせることが出来ていると思いました。タッチラインを相手に割らせてロングスローを得たことがゴールにも結び付いたし(←これホーム山形戦のデュークのゴールと同じ形なんですね)。

今後に向けて

たくさん課題がでたと思います。ただ、ここ3試合でやったような仕掛けだけが岡山の手札であるとも思えない部分はあります。なんか木山監督だったら「とっておき」も頭の中にあるんじゃないかと。また、このままでいいわけがないと思っているところもあるはずだし。

また、岡山が誇る史上最強2トップコンビ、デューク&チアゴは、3試合見たところやはり徹底マークされている印象だった。試合前から相手守備陣につかまってる(=研究・分析されてる)状態だと思っています。「今まで通り」のやり方には対策される可能性が高い。
そのため、ここに来て「今まで通り」でないやり方や、「徹底マーク」を逆手に取ったやり方が出てくるかどうか、注目してみたいです。たとえば河井さんのゴール時のチアゴのような・・・。

そして、このチームの今や中心となって活躍する若手選手たちが、ほかでは得難い貴重な経験値を積みまくっていることにも触れておかねばなりません。未来の喜山や、河井さんや、智彦さんや、バイスになれるようなメンタリティの、その素地・下地は着実に積みあがっているはずです。
不器用にしかできなかったことがこれから先、器用にできるようになる。きっとそうなるはずです。

木山隆之監督
――セレモニーのあいさつでも仰っていた『残り4試合』に向けて、どういうところを強化していきたいですか?
1週間で1年間やってきたことが変わることはないですし、何か能力が急激に進歩することもないです。ただ、1週間でできることがあると思う。例えば、さっき言ったみたいに、ちょっとした隙をなくすための準備の質を良くすることとか。じゃあ、それをするために、あの瞬間に何をしなければいけなかったのか。プレーオフでも考えられるシチュエーションはあると思うんで、そういうところはもう1回みんなでしっかりと確認して、練り直してやっていきたいです。
ファジラボ 2022.10.16
【無料】木山隆之監督『また立ち上がってプレーオフで昇格をつかめるように全力で戦いたい』(河井陽介 徳元悠平 ヨルディ バイス チアゴ アウベス)【2022 J2第41節 秋田戦 コメント】

さいごに

秋田戦は声出し応援適用試合。2年8か月ぶりに、スタジアムに声援が戻ってきた。感無量でありました。

この試合に向けて様々な内容を検討され、問題なく運営できるよう尽力された関係各位の方々に感謝致します。

また、GATE10の良い雰囲気についても、メイン側にひしひしと伝わってきて本当にいい感じです。いろいろな事柄を検討され、改善できることは改善を試み、ここまで盛り上げられてきたと思います。あと4試合、ともに戦えればと思います。

PATRES CONSCRIPTI INSIEME
『建国の父よ、新たに加わった者たちよ、一緒に』

今こそ、この言葉が必要な時だ。

☆  ☆  ☆

陸上競技場(シティライトスタジアム)
優しく伸びやかな曲線美を持った競技場で、市街地に立地した運動公園の緑あふれる景観に溶け込むデザインです。
中国山地・岡山平野・瀬戸内海の連続した地形を表現し、岡山らしさを表現しています。
岡山県総合グラウンド  https://www.okayama-momo.jp/

Cスタのデザインは「中国山地・岡山平野・瀬戸内海の連続した地形」を表してるそうだ。メインスタンドが中国山地の山々ならば、そこから眺望できるバックスタンドはさしずめ瀬戸内海で、ピッチは岡山平野になる。こう書くと、うちらのホームスタジアムめちゃくちゃすてきな空間に思えてくる。

Cスタでの応援がそのまま「岡山県」の一体感を表すことになると思います。プレーオフは、「岡山県の縮図」たるCスタで、たくさんのサポーターたちで、海鳴りと、残響をともに響かせたい。ぜひぜひ足を運んでくださればと思います。

☆  ☆  ☆

それでは明日は、ちょっと東京にお邪魔いたします。楽しみだ―

(了)

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