国際遠距離日越夫婦の配偶者ビザの申請
はじめに
Yuki Minhです。
またまた前回の記事から時間が経ってしまいました。
ベトナムに住む彼女とコロナ禍で2年間の国際遠距離恋愛を経て婚約。それから結婚し、約1年間の国際遠距離結婚生活を経て、配偶者ビザを取得しました。
今回はいよいよ配偶者ビザの手続きについて経験を共有しておきたいと思います。
前提
僕ら夫婦はこんな境遇にあります。
僕は日本人、妻はベトナム人 (日越夫婦)
僕は日本在住、妻はベトナム在住 (国際遠距離)
日本とベトナムの両国での結婚手続きは済み
妻が日本に来日して、一緒に生活をする
日本、及びベトナムでの結婚手続きについては以下の記事を参照ください。
自力で申請するか、行政書士さんにお願いするか
結婚に関しては、日本とベトナムのそれぞれの役所の人に聞きながらなんとか手続きができました。
配偶者ビザに関しても自力で情報を集めたり、書類を取り寄せたり、役所や入国管理局に行けばできるようです。
ですが、僕たち夫婦は行政書士さんに依頼することに決めました。
その理由は以下です。
お互い仕事が忙しく、書類を集めたり、作成したり、平日に役所や入国管理局に行くための調整が難しい
配偶者ビザの申請は申請する人の状況によって必要書類が違うため、必ずしもネットで検索しても自分達に必要な情報が集まるとは限らない
体験談が投稿されてから時間が経ったり、コロナ禍ということで配偶者ビザに関連する手続きが変更されている可能性がある
早く確実に配偶者ビザを得たい
これらの理由から自分たちで申請するのではなく、行政書士さんに依頼することにしました。
スケジュールとやりとり、そして費用
スケジュールと費用はケースバイケースですが、僕たちの場合について共有しておきます。
まずはスケジュールです。
行政書士さんに依頼したのは2022年6月です。
ネットでいくつかの行政書士さんをピックアップし、そのうちの1つにWebの問い合わせ窓口で連絡、その後対面で1,2時間打ち合わせをしました。
日越の結婚手続きと結婚式が落ち着いた2023年1月中旬くらいから配偶者ビザの具体的な手続きを始めました。
行政書士さんから依頼されていた書類を集めて作成し終わったのが2023年2月中旬。
その後、すぐに行政書士さんが申請をしていただき、受理されたのは4月中ばでした。
次は行政書士さんとのやりとりです。
初回の打ち合わせはオフィスで対面で行い、それ以降はすべてメールでのやりとりでした。
準備できた書類からチェックの意味も込めて、行政書士さんに送付していました。
何かわからないことについては適宜確認し、遅くても1,2日ほどで連絡が来たので、行政書士さん待ちで作業が進まないということはありませんでした。
電話や対面だと場所と時間を気にしないといけないので、メールでのやり取りで済ませられるのは個人的に楽でした。
最後に費用面です。
行政書士さんのメニューのなかですべてお任せコースでお願いしたので、初期費用は13万円ほどでした。
申請書類を準備する中で、書類の公証手続きがあり、それがややこしく且ついろいろなところに出向かなければならなかったため、その手続きも依頼しました。
そのため、合計で20万円ほどかかりました。
配偶者ビザを申請する前にやっておくべきこと
先ほど書いた通り、申請する人の状況によって準備する書類は違います。
配偶者ビザを申請するときにチェックする観点はいくつかありますが、そのうちの一つに「偽装結婚ではないか」という点があります。
偽装結婚自体は犯罪ではないですが、その後に犯罪につながる可能性があるので、単に夫婦であるというだけでは配偶者ビザは認められないようです。
従って、客観的に正真正銘の夫婦であることを証明する必要があります。
そのために僕たちは写真と通信履歴を証拠として提出しました。
写真に関しては2人で日本とベトナムで撮った写真はもちろんですが、家族や友人との写真も含めました。
いろいろな人と写っている写真があると信ぴょう性が増します。
そして、通信履歴はLINEとFacebook Messangerのタイムラインをスクショを撮って提出しました。
付き合って最初の頃はテキストでのチャットをよくしていましたが、後半になるとビデオ電話をすることが多くなりました。
そのときはビデオ電話の通話時間がわかるようなスクショを撮るように心がけました。
他の書類はなんとかなる場合がありますが、写真と通信履歴に関しては後から準備することが難しいので、配偶者ビザの申請をする予定がある場合は早めに準備をしておいた方が良いです。
最後に
行政書士さんにお願いしているとはいえ必要な書類は僕たちで準備しないといけないので、平日夜や休日を利用して少しずつ準備をしていきました。
そして、2023年4月にやっと配偶者ビザの許可が下りました。
3年もの間、国際遠距離、そしてコロナ禍で離れ離れで暮らしをしていたけれど、「やっと二人で一緒に暮らせる!」と希望が見えた日でした。
僕たちの経験が同じように国際遠距離カップル、日越カップルの希望になっていただけたら幸いです。
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