読書ログNo.3「世界一流エンジニアの思考法」
試行錯誤は「悪」
事実(データ)を1つ見つける→いくつかの仮説を立てる→仮説検証
その後に実行(手を動かす)。どんなに頭がいい人でも理解には時間がかかる。
頭のいい人でも時間をかけて基礎を積み重ねているためすでに理解していることに関して頭のメモリにコンテキスト(文脈)が載っているから早い。
「理解に時間をかける」を実践する
理解の3要素
(説明可能) 構造をつかんで、人に説明できること
(いつでも使える)いつでもどこでも即座に取り出して使えること
(応用可能) 知見を踏まえて応用がきくこと
「理解には時間がかかるもの」として、急がず、徹底的に理解する習慣をつける
「Be Lazy」(怠惰であれ)-より少ない時間で価値を最大する考え方-
「減らすこと」自体に価値がある。
時間は固定して、その中で価値を最大化する。
失敗を受け入れる具体的な実践法
「フィードバック」を歓迎するムードをつくる
失敗して、フィードバックしてくれたら、失敗する方法がわかったので、感謝する。「検討」をやめて「検証」する
「早く失敗」できるように考える
早く失敗することはそれ自体に価値がある
QCD(品質・コスト・納期)+S(スコープ)はトレードオフの関係
進捗の「実績」だけで状況判断し、「納期」を固定したまま「スコープ」を出し入れするのが現実的。
仕事の難易度(レベル別)
何もググらずに即座に実装できるもの
問題をどう解決するかはすぐに思いつくが、具体的な方法は忘れているのでググる必要があるもの
自分は解法を知らないが、スパイクソリューションをしたらできそうなもの
自分だけでは解決が難しい、もしくはものすごく時間がかかるもの
生産性とはいかにレベル1を増やすかではないか。レベル2→レベル1とすることに注力し、レベル3、レベル4を増やすことに時間をかけ過ぎない。
マルチタスクは生産性が最低なのでやらない
「WIP=1」(WIPとはWork In Progress)とすることを心がける。
どんなすごい人でも、時間がかかることはかかる。焦らずに時間をかける
30分から1時間を割り当てたら、そのこと「のみ」に取り組む。すぐに終わらないものは、人に問い合わせるなど、物事を進めておいて、待ち状態にして、次のタスクに進む。
1つのことをやっているときは、他のことは一切せず集中する。
1つのタスクを中断する場合、次に再開するときに、すぐにその状態に戻れるように記録したり、整理しておいたりする。
タスクの残骸は消しておく(そうしないと気移りしてしまう)
理解・記憶・反復という黄金則
「情報量を減らす」大切さ
たくさん情報があっても消化できないだろう?という感覚
付加的な情報は聞かれたときでいいよ
最初から全部説明せず、「情報量を減らす」コミュニケーションの仕方がすごく重要
情報を最小にし、「簡単なこと」をしっかり説明する。つまり、理解してもらうことに丁寧に時間をかける。
自分の人生は自分でコントロールする
どうやったら自分の人生が幸せになるかを主体的に考えて、仕事の仕方を「選択」する。
所感
理解に時間をかける、説明できるレベルまで到達する。これはなんとなくさらっと考えて理解した気になっている自分にとっては強い戒めとなった。また情報量を減らすという点もとても重要と再認識できた。
かけるべきところにきちんと時間をかける点を意識したい。
3か月後の自分
理解・説明をワンセットにして、知識等の習得をするように心がけている。
小出しの情報提供をコミュニケーションを通して、自然にでき、相手が理解できたと思いやすい説明ができている。
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