#4 科学的根拠に基づく知識と経験
さて、今回はパっと書きたいことが思い浮かんだので、科学的根拠について書いていきます。
根拠っていうのは、いろんな場面で必要ですよね。
自分の発言っていうのに説得力があるかないかっていうのは、根拠があるかないか。
そしてその根拠がどこから出てきたものなのか、っていうのはだいたいが知識と経験だと思います。
じゃあ、科学的根拠とは?
# 2 で書いたんですけど、科学-Scienceっていうのは、別にHard Scienceのような、理系っぽい理系じゃなくてもScienceになります。
According to Merriam-Webster, (https://www.merriam-webster.com/)
Science - the state of knowing; knowledge as distinguished from ignorance or misunderstanding
国語辞典はあんまり良い意味を見つけられなかったのでカット。
つまり根本的に、科学は物事を無知や間違った理解ではなく、正確に知ること。
すなわち、物事の真実を発見して理解すること。
それを大学で行う学問的なプロセスが研究ってことですね。
だから、別に文系の人でも研究すればそれは科学、Scienceだし
例えば仕事の中で、何回も何回も試して失敗して、改善して見つけ出した解決策ってのも、ある意味Science
という意味で、科学的根拠は知識と経験から得られるものになります。
ただ、ここで間違っちゃいけないのは、あくまでも科学っていうのは、問題提起、仮定、実験、結果、考察、結論のプロセスを通すことが基本。
つまり、間違った知識と経験っていうのも存在します。
その辺も含めたところから、知識から導く科学的根拠と経験から導く科学的根拠を整理していきましょう。
知識から見た科学的根拠
さて、知識とはまず何を言うのか、というところですけど
これは基本的に学校で学ぶことだったり、本や座学で学ぶこと。
そして何より科学的な研究論文から得られる情報ですね。
数学的な、科学的なデータだったり、実験から直接導き出された結果っていうのは、日々更新されるもので
本になる前に論文として公開されるものは、ある意味最新の知識になるのかと思います。
最新はすでに最新じゃない…とも言われるので、新しいことは常に更新されています。
じゃあ間違った知識っていうのは何なのか。
それは、やっぱり憶測や誰かのデマのような、科学的な証拠が取れないようなもの。
科学、Scienceとしてのプロセスを通ってないものは、まさに論外ですね。
経験から見た科学的根拠
こっちは少し興味深いし、より実践的かも。
というのも、なぜ世の中で経験っていうものに価値があるのか、という疑問の答えかもしれないからですね。
まぁ学生時代よく聞いた、大人たちの話っていうのは、経験談ばかりでつまらなかったかもしれません。
でもそれは、先人たちが生きる中で試行錯誤して導いた答えだからなんですよね。
もちろん、そこに明確な科学としてのプロセスがあったかどうかはわかりませんが
問題解決のためのプロセスっていうのは十分、解決策を見つけ出すものだし
それを乗り越えた結果というのは、経験を科学的な根拠として認めてもいいと思います。
間違った経験の1つとして思いつくのは、単純に失敗から学ばないこと。
何度も何度も同じ失敗をしているのに、それを長年の経験として用いることは、現実的に見ても、間違った経験でしょう。
というように、知識と経験を科学的根拠として見た場合に、なぜ勉強が必要で、なぜ試行錯誤が大事かっていうのがなんとなくわかりますね。
ここで少し難しい話なんですが、知識と経験を伝えるときに、伝わらないことってあると思います。
ただ、それは頭が悪いわけではなくて、その知識と経験を得るきっかけが相手側にまだなかっただけであって
上司がその知識と経験を得ていない部下に怒る、みたいなことは不平等で理不尽な話ですよね。
説得力は、時には行き過ぎて誤解や不利を招きます。そこのさじ加減は、それこそ自分の経験で、押し付けすぎないように、対等な立場で会話ができるといいですね。
もう一つの注意点というのは、セオリー任せになってしまうこと。
知識と経験をそっくりそのまま何回も使えることって、ありますか?
こうだからこう、というのを繰り返していくと、実はちょっとしたところを見落とすことにもなると思うんです。
そのセオリーも誰かから聞いたものでなく、自分で試行錯誤して出た結果を経験とするべきであって、他人のコピーには自分ではなれませんよね。
応用力っていうのは、実はあらゆる経験の集合体であって、その出し入れみたいな感じだとも思います。
というわけで、知識と経験豊富な深みのある人間に、なりませんか?
お読みいただきありがとうございます!