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ハイブリッドワーク時代のチームビルディングにおすすめ。見晴亭 in 上野原

見晴亭は山梨の玄関口、上野原にあるコミュニティ&コワーキングスペースだ。
オーナーの小俣さんは東京でWEBデザイン会社を経営する傍ら、2018年に地元にUターンしコワーキングスペースを開業した。

働く場所が多様化したことにより、移住者やセカンドハウスを持つ人が増えているという上野原市において、移住者と交流する機会を増やしたり、もっと上野原市に来るきっかけを作りたいという思いが背景にあるという。

小俣さんとは先日白浜のワーケーションでたまたま出会い、山梨でコワーキングスペースを運営しているということで実際に会いに行ったのだ。

山梨と東京の間にある見晴亭

見晴亭オーナーの小俣さん

見晴亭は元は20年前に廃業した築70年の旅館をリノベーションしたものだ。かつては与謝野鉄幹・晶子夫妻も宿泊したことがあるという。

見晴亭は駅から30秒。ほんとにびっくりするくらい駅降りて目の前。
この日は気持ちの良い快晴。上野原駅とロータリー。

ところで上野原駅は山梨の最東端にあり、都心までも約1時間というアクセスの良さで、
上野原から八王子などに通勤・通学する人も多いとのこと。
実際、僕も朝イチ八王子に立ち寄ってから上野原に向かったのだけれど、30分くらいですぐ着いた。

毎週水曜日の午前中はOPEN DAYとして無料開放しているとのことで、地域の女性の方々が楽しそうに何かの打ち合わせをしているのが印象的だった。

見晴亭は通りに面した入口で、外観もお洒落なので入りやすい方だと思うけれど、
それでも「コワーキングスペース」という存在はまだまだ一般に認知されているとは言い難いので
知らない人からすると何屋さんなんだろう、ということになる。
カフェでもないし、ご飯屋さんでないし、旅館というわけでもなさそうだし、、、

という最初の一歩を踏み込んでもらうのがものすごく大事なので、こうしてOPEN DAYやイベントなどでまずはどういった場所であるかを知ってもらう、
というのはとてもうまい方法だと思う。

毎週水曜はOPEN DAY

がっつり作業ができるコワーキングスペース

ドロップイン(一時利用)は2階のコワーキングエリアを利用する。
この日は他に利用客がいなかったこともあり、静かな時間が流れていました。
どこにいっても思うことだけれど、オフィスチェアがあるコワーキングスペースって本当にありがたい。

ドロップインエリア

最近では東京の企業が山梨出張時の拠点として利用したり、
チームビルディングなどのオフサイトミーティングのために10名くらいで貸切利用することも増えてきているのだそう。

長テーブルが2つ、各8席あり
2階からの眺め。さすが見晴亭。奥に見えるのは桂川(最初湖かと思った)

2階には1室、ソロ個室もある。ドロップインでも空いている時は別料金で利用出来るとのことで、お店の方に確認してみよう。
実は個室あるのってめっちゃ貴重なんですよね。大事なオンライン会議がある日でも安心して利用できる。

ソロ個室

集まって会議する場所としても便利

見晴亭には会議室もある。地元の工業団地の企業が利用したり、甲府に支店のある企業が東京本社の人と中間地点として集まって会議したりしている。
地域のHUBになっているのって良いですよね。

会議室

1階の受付の右隣のエリアはコミュニティスペースだ。
ホワイトボードもあり、貸切のオフサイトミーティングなどでは、2階と1階で5名ずつなどで分かれてチームビルディングをし、その日の最後に発表をし合ったりするのだとか。

普段はリモートワークで仕事をしているチームが、お互いのことをもっとよく知る機会として利用しているのだと思う。

事前にお店に相談しておけばケータリングも手配してくれるので、
午後から夜20時ごろまで利用して日帰り合宿、というお手軽なオフサイトミーティングにちょうどよい気がする。

地域コミュニティ

イベントも積極的に開催していて、昨年12月には浪曲で有名な木村勝千代さんの浪曲会をして大変盛り上がったそうだ。ライブにちょうどよい広さで音響も良いのだと言う。
ヨガ教室やワークショップ、ママ友の集まりなど、地元の方の交流の場になっている。

1階のコミュニティ&ミーティングスペース

店内にテイクアウトカフェを併設していて、購入は外側から。スイーツとドリンクを提供しているが、スイーツは人気でこの日は夕方ごろにはすでに売り切れていたので買いたい人は早めの購入がおすすめ。

こちらのテイクアウトカフェは火曜・水曜のみの営業のため、それ以外の日には散歩がてら近くのカフェに出かけてみるのもよいかもしれない。
この日は時間の関係で行けなかったが、ハシドイというレトロな喫茶店がスタッフの方もおすすめだったので今度また行ってみたい。

テイクアウトカフェの窓口。小俣さんの奥さんが運営している。

見晴亭の敷地内には小さな庭スペースもあり、ベンチでくつろぐこともできる。
仕事に煮詰まったらここで一息つくのも良いかもしれない。

ベンチからの景色。高台なので景色が良い。

ちなみに、見晴亭は上野原駅前にあり大変便利が良いが、
コンビニは駅構内に1店舗、飲食店は歩いて20分くらいの商店街あたりまで行く必要があるので、あまり移動をしたくない人は事前に買い出ししておくのが良いと思う。

上野原まち歩き

ランチには小俣さんおすすめの中華料理屋、天龍に行った。見晴亭からは徒歩だと20分くらい歩くので、お昼の時間は少し余裕を見て行った方が良いです。

それほど広くはないが、とてもアットホームで地元密着型のお店だった。
だいたいが常連客なのだろう、お店を切り盛りしているおばあさんと親しげに会話しているのが聞こえてきて、自分もひとときこの地域に溶け込んで日常の風景を垣間見れたような気分になった。

バラ肉のみそ定食。ボリューム満点で美味しい

上野原駅は八王子までJR中央線で20分台の距離なので、通勤・通学で1日の乗降客が8,000人もいる(県内3位くらい)。

駅前にある見晴亭は通勤・通学の通り道となっているので夕方には人通りがあるし、駅前には特に時間を過ごせるような場所も少なそうだったので、
学生や社会人が自宅に帰る前にちょっとした寄り道ができる居場所として良さそう、とふと思った。

余談だが、上野原は一軒家でも1,000万円台ということで、
セカンドハウスの購入が増えているのだとか。
上野原は観光地としてのワーケーションではなく、もっと身近な日常の中にある非日常を過ごすことができるワーケーション地域なのかもしれない。

駅の反対側から撮影。奥に見えるのが見晴亭

実は上野原には酒饅頭屋が多い。ソウフルードらしい。
甲州街道の商店街には老舗店舗が5、6軒ほどあるので。ただ夜は閉まるのが早いのと、水木は定休日が多いようで、行ってみたい人は注意。
駅からだと歩いて30分くらいなのでゆっくり散歩するか、駅からバスで行くのもよい。

駅の掲示板にあった酒饅頭マップ
上野原商店街

コワーキングスペース情報

コミュニティ&コワーキングスペース 見晴亭

最寄駅 :JR中央線上野原駅(徒歩30秒)
住所  :山梨県上野原市新田1053-3
営業時間:午前10時〜午後7時
定休日 :日曜、祝日
一時利用:可
料金  :ドロップイン2時間550円(税込)〜1日1,650円(税込)
     会議室1時間1,100円(税込)

上記は2023年2月時点の情報であり、最新情報はお店にご確認ください。

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