鎌倉ワーケーションWEEK2023特集〜おすすめ紹介〜
本記事は2023年5月24日のセミナー内容を一部まとめて、鎌倉ワーケーションWEEKのおすすめポイントをご紹介します。
(セミナー動画はこちらから)
ご紹介するのは、鎌倉ワーケーションWEEK実行委員会 委員長の岩濱 サラさん、司会は私山本です。
鎌倉ワーケーションWEEKとは
岩濱:5月28日から6月2日までの6日間で開催予定になっております。
今回から年2回開催を予定しておりまして、仕事を通じて人生を充実して送っていきたい方や、 鎌倉でつながって共に何か活動していく方がこの機会に集まってそれぞれに活動していく、というような継続的な活動になればという思いを持って行っております。
鎌倉のワーケーション
今年で3年目の開催になるんですが、ワーケーションという言葉は何かしら聞いたことがあって、いろんなイメージ を持っていらっしゃる方がいるんじゃないかなと思うんですが、鎌倉ではWORKとVACATIONというのを「余白」という風に捉えて、そういった心の余白もそうですし、時間的な余白を 作ることによって自分自身の内側にある感性とか知性を解き放って、地域に根付いた共創を生んでいこう、というようなところを大切に考えています。
鎌倉のイメージ
皆さん割とイメージとして、山と海に囲まれた環境というところは思い浮かぶと思うんですが、そもそも都会から近いとはいえ都心の喧騒から離れたところでストレスを解放できるような場所があるというところと、やっぱり神社や仏閣が近くにあるという文化が根付いているので、すごく利他的というか他人に対して優しい人が多いです。
手を合わせて感謝をするということが小さい頃から根付いているというのがあるので、実際に足を運んで人に触れていただくとすごくその誰かのために何かをする、というのが当たり前に行われていることにも感じていただけるんじゃないかなと思います。
鎌倉ワーケーションWEEKの楽しみ方
鎌倉は、本当に多様な方が住んでいていろんな活動をしている方がいます。
研究者の方や政治家の方などすごく面白い方がたくさんいるんですね。こういう方々に触れるだけですごく刺激をもらえるというところも鎌倉の一つの価値だなと感じています。
なのでこういった鎌倉に触れるというところがやはりワーケーションの面白い点ですね。
さらに鎌倉といっても、実はエリアがすごく小さなエリアに分かれているんですね。例えば海沿いの江ノ電沿線のエリアがあったり、材木里エリアがあったり、鎌倉駅周辺があったり、大船があったりという風に、顔が見える範囲に小エリアが集まっていて、それぞれに文化がある。
それを巡ることによっていろんな文化に触れていろんな気づきを得られるというのが、この鎌倉のワーケーションの良さかなという風に思います。
一つの場所にとどまる のではなく、動くことの楽しさというのも感じていただけるんじゃないかなと思います。
鎌倉のウェルビーイングな取り組み
先ほど活動家の方もたくさんいるとお伝えしましたが、例えばゴミフェスというリサイクルゴミ問題をどう考えていくかというのをコミュニティの力で解決していこうと考えている団体だったりとか、あとは慶応やカヤックという会社等が中心に立ち上げているリサイクレーションラボというラボがあっ て、そこでプラスチックを3Dプレイヤーで家具にするという取り組みをしていたりとか、リサイクルの分野でもすごく先進的な取り組みがされています。
あとは象徴的なのが「まちのコイン」という地域通貨がかなりここ数年で広がっていまして、例えばこれを使って畑で採れた余った野菜を地域通貨でシェアできるような形にしたり、それぞれの家にある使わないものをシェアするということでフードロスやそのものの循環を地域通貨を使って回していくことによって、単純にお金だけではなく、思いが巡っていくというところもすごく鎌倉らしい取り組みだなというふうに感じています。
今回、私たち大人だけでなく学生の方にも協力してもらってます。
学生の方は、ビーチクリーンをしたり防災への取り組みをしたり、かなり精力的にされています。
幅広い年齢層の方々と一緒に何かしていくという基盤を持っているのが鎌倉の魅力だという風に思います。
鎌倉の人のつながり
こういった楽しく生きがいやりがいを持って何か活動している人たちとつながることによって、その一歩先が見えてくる。
まずはつながって何か一歩先への種を植えていく、というのがこのワーケーションWEEKという風に私たちは考えています。
繋がると自然と仲間が増えていって、何か一歩やろうと思うと応援してくれる仲間がいる。鎌倉には「KAMACON」いうコミュニティもあって、鎌倉を愛する人を全力で支援するという、本当に熱い思いでみんなが自分の考えてるプロジェクトを一緒に進めてくれます。
そうするとどんどんその活動も広がっていく。気づいたら輪が広がって思いが実現している、そんな町が鎌倉です。
鎌倉ワーケーションWEEKの運営メンバー
今回、熱い思いを持ってつながったメンバーを中心に6名で運営を行っています。いろんな人をつないだり、思いをつないで共に活動していく上でのサポートを行ったりという取り組みを行っています。
このメンバーもすごく個性的で、鎌倉で働く人を増やしたいという活動してる人事系の人がいたり、関係案内所という関係性を深めていく案内所を作っていたり、「まちのスナック」でママやマスターをしてる人も結構このメンバーには多いので、来て頼っていただければ嬉しいなと思います。
ワーケーションプログラムの紹介
メソッド
私たちは4つの軸でプログラムを提供しようという風に考えています。
下の半分はあり方、Beingですね、上の半分がDoing。右側が組織やコミュニティ、左側が個人、というこの4つの軸でバランスよく行っていくことによってウェルビーイングが高まっていくという風に考えて、この4つの軸を大切にしています。
プログラムの基本の考え方は、IDGsというInner Development Goals、人間力を高めていくということと、社会活動をしていくSDGsの要素を組み合わせて自分自身のあり方と社会とを連携しながらアクションを起こしていくということをサポートするプログラムにしています。
プログラムの参加方法
まず参加PASSを買っていただくと、このPASSには月曜日から金曜日まで毎日設けているお昼のランチ交流会への参加チケットが含まれています。
そこでいろんな方とつながっていただけます。あとはプログラムに参加したい方はプログラムに申し込んでいただく、ワークスペースを使う方はワークスペースに申し込んでいただく、という形でその1週間を過ごしていただく形になります。
1日でもいいですし、毎日来て1週間来てもいいですし、参加もお好きなタイミングで来ていただければと思います。
プログラムのご紹介
本当に毎日様々なプログラムをご用意をしています。
例えば、月曜日だと朝に私がやってる んですが、マインドフルネスのメディテーションをやって、集中力を高めながらそのあと仕事ができるような環境づくりを行っています。
夜は交流会で、日曜日が「まちのスナック」というところで皆で集まったり、対話会があったりします。
チームビルディングのプログラムもあり、どの軸でプログラム参加したいか、それぞれ興味あるところを見ていただくと自分に合ったプログラムが分かってくるんじゃないかなと思います。
ワークスペースの楽しみ方
特徴的なのが安国論寺さんです。droppinで使えるというところがまたなかなか他ではないんじゃないかなと思うんですが、すごく綺麗な場所で、たまに鐘の音を聞きながら仕事ができるというお寺があります。
私がいるのはThink Space鎌倉というところで、囲炉裏があって古民家をリフォームしたあまり仕事場っぽくない空間でお仕事ができるという、そんな環境などもあります。
ぜひいろんなスペースを回るだけでも楽しいんじゃないかなと思います。
それぞれのオーナーさんが自分のやりたい思いをワークスペースという形で実現をしているので、本当にそれぞれのオーナーさんの色が出ていて、その場所に行ってオーナーさんと話すだけでもかなり得られるものがあるんじゃないかという風に思います。
まちのコイン
「まちのコイン」を使ってワーケーションを楽しめるようなチケットも用意しております。
今年は11月にも開催予定
今回の5月はまず来ていただいて、ゆくゆくは例えばご自身の会社でチーム ビルディングのためのプログラムを作ったり、共創する自社オリジナルのプログラムだったり、自社の技術と連携しながら何か作っていくというような発展ができたらという風に思っています。
共創パートナー、モビリティとウェルビーイングのまちづくり
今回の事例としてはヤマハさんとdroppinさんに参加していただいています。
droppinさんは毎年ワーケーションWEEKを一緒に作り出していて、特に今年はお寺をワークスペースにするという、なかなかハードルが高いお寺さんの理解を得ながら、新しいムーブメントを起こしていけるんじゃないかと思い活動してます。
また ヤマハさんの方はモビリティとウェルビーイングのまちづくりを考える イベントを行う予定です。
モビリティから見た鎌倉のまちづくりを考えていくということを進めていて、継続的にいろんな企業さんと地域が混ざり合って新しいものを作っていく、そういう動きをこのワーケーションWEEKから生み出していきたいという思いです。
まずはそういう空気に触れてみたいという興味を持った方はご参加いただけたら嬉しいです。
山本:ヤマハさんの今回のプログラム内容について具体的に教えていただけますか?
岩濱:今までのモビリティというのは、車中心だったり、ある意味モビリティ中心に都市から成り立ってきたということを1回立ち止まって、人中心で考えてみよう、ということを大きなテーマとして掲げています。
例えば「15分都市」というパリで提案された都市モデルがあるんですけれども、これは15分で自転車や徒歩で行ける範囲の小さなエリアの中に、医療や教育など様々なものが集まっている、というモデルで、人とのコミュニケーションも活発になります。
そこでのモビリティは車ではなく新しいバイクだったり自転車だったりすると思います。都市の形もこれからもっと新しい形に変わっていくんじゃないかということを大きなテーマとして、事例などを聞きながらじゃあ鎌倉はどういうまちづくりをしていったらいいんだろう、それは結果的に心と体の健康だったり、人間だけじゃなくて、環境を含めた地球のウェルビーイングにどうつながっていくのか、というような話をする予定になっています。
鎌倉のディープなおすすめカフェは
山本:ありがとうございます。プログラム以外での楽しみとして、おすすめの飲食店をあえてあげるとしたら?
岩濱:「カフェ 鎌倉美学」というお店がおすすめです。オーナーの方が女性の方で、かなりパワフルなみんなのお母さんという存在の場所なので、もう行くだけで、結構ディープな鎌倉に触れられるというのと、面白い人が集まっている場所です。
結構、鎌倉のカフェはもちろん食材とかビーガンとかすごく食べ物にもこだわっていますが、それ以上にやっぱりオーナーさんがすごい個性的で何かこだわりがあるからこそ飲食店をやってるって方が多いので、そのこだわりポイントをつくと本当に面白いと思います。
人生を楽しみたいと思っている人にはぜひ参加してほしい
山本:最後にもう1点、どういう人に鎌倉ワーケーションWEEKに参加してもらいたいですか?
岩濱:人生を楽しみたいと思っている人ですね。
やっぱり仕事が楽しくなると人生が楽しくなるんじゃないかなと考えていて、仕事の中にもプライベートの中にも楽しい要素があるので、今回ワーケーションをする中でその楽しい要素が増えることで人生が楽しくなってくるという風に私は考えています。
例えば副業でこういうこと始めたいとか、セカンドキャリアを考えてるとかもしくは今の仕事でちょっと違う要素や新しい要素を入れてみたいとか。
ちょっと枠を外して仕事を楽しくしていきたいという方にはめちゃめちゃおすすめです。
(2023年5月24日「鎌倉ワーケーションWEEK特集セミナー」より)