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新年の一発目に出社しなかった人間の言い分。

「あなたは、新年の初日、テレワークではなく出社しましたか?」
そんな一文から始まるネット記事を読んだ。

グサッときた。

記事の内容はこうだ。新年一発目に出社する人は、礼儀のある人間として上司からの評価が高い、という話。
「出社することで新年のけじめをつける」「初日に顔を見せるのが大事」といったことが書かれていて、たしかに一理あるなと思う。

わかる、その通りだと思う。

でも、どうなんだろう?
別に初日に出社しなくても、そのあとに出社したときに「今年もよろしくお願いします」って挨拶すれば良くない?
そう思う自分がいる。

実を言うと、私は昔からこういう「年末年始特有の挨拶文化」が苦手だった。
わざわざその場で丁寧に挨拶しないといけない空気感とか、少し面倒くさいなと感じてしまう。
もちろん、年始の挨拶が大事なことも理解しているし、社会人としての礼儀も守っているつもりだ。
でも心のどこかで、「毎回ちゃんと挨拶しているんだから、それでいいじゃん」と思ってしまうのだ。

これは、けじめの問題なのだろうか?
あるいは、「新年の挨拶を大事にするのが日本の文化」として受け入れるべきなのか?

社会人になって8年目。
これまで上司や先輩たちを見てきたけど、新年初日から出社している人が「仕事に真面目で礼儀正しい」と評価されるのも事実だと思う。
だからこそ、この感覚を「私の問題なのかな」と感じてしまう。

10年後の私はどう思うんだろう?
もしかしたら「あのときの自分、なんだか中二病だったな」って思う日が来るのかもしれない。
一方で、10年後にはこの文化そのものが少しずつ変わって、初日出社が絶対じゃない時代が来るんじゃないか、と淡い期待をしている自分もいる。

文化が変わるのが先か、自分が変わるのが先か――
なんだか、そんなことを考えた新年仕事2日目だった。

(明日は出社して、ちゃんと挨拶します…。)

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