UIUXデザイナーとしてイギリスに出向して感じたこと
クックパッド株式会社のブリストルオフィスでデザイナーをしている茅島です。
新しくできた会社のプログラムで、半年間イギリスのブリストルオフィスに出向できるプログラムができたので応募して、去年の12月末からイギリスにいます。
今回応募しようと思った動機は以下です。
海外で生活してみたかった
ヨーロッパに行ってみたかった
海外での仕事に興味があった
グローバルに向けたサービス開発を学びたかった
実際に生活してみて
今までアジア圏の国には何度も行ったことがあったのですが、ヨーロッパは初めてでした。
UKは他の場所と違うところは多くあると思いますが、行ったことのある場所に比べると
様々な国から来ている人が多い
スーパーに様々な国の食材が置いてある
色々な色の絆創膏が売ってる
いろんなサイズの服が売ってる
IT文化が日本以上に発展している
などなど、色々と発見があり楽しいです。
また、日本にいる間は食制限文化などに関わる機会が少なかったのですが、宗教や考えによって食制限があり、またその食制限に多くのところが対応しているのも興味深かったです。
仲良くなったパキスタン出身の同僚はハラールのため、肉は屠殺方法によって食べれる食べれないが変わるなど、恥ずかしながら宗教に対する知識が全然無かったので新鮮でした。
スーパーでもVegan対応の表記がある商品が多いです。
実際に仕事してみて
それぞれ別の時差がある
全ての人がイギリスにいるわけではないので、スタッフごとに時差があります。
SlackのLocal time機能とGoogle Calendarの複数のタイムゾーンの時間を表示できる機能を使ってミーティングの調整などをしています。
言語
自分は英語が元々得意ではないこともあって、特に食や地域や統計やデザインに関する会話になると難しく、日々OtterとDeepLとGrammarlyを駆使して英語力を補完しています。(技術の力凄い)
分業がしっかりしている
日本のチームにはデータの調査から施策を立ててユーザーインタビューしてデザイン作って文言決めて実装までするデザイナーがいたりしますが、こちらはリサーチの方がデータの調査やユーザーインタビューを行ってくれたり、文言を考えてくれたりする人がいるので分業されているなと感じます。(良し悪しはチームやフェーズによると思っています)
日本とグローバルのサービス開発の違い
効果的な文言が違う
UK(イギリス)では人助けに関わるような文言が効果的ですが、ID(インドネシア)では日本と同じようにお得だと理解しやすい文言が効果的です。
実際にUKで売っている商品でも日本とは推しているポイントが違うなと感じます。
クリエイティブの雰囲気が違う
国によって違うのが面白いです。UKの場合はシンプルが好まれていますが、IDの場合はグラデーションと色が多かったりします。ターゲットの国で人気になっているサービスのクリエイティブを集めて観察しています。
通信量を気にする必要がある
日本の場合も気にしますが、国によってはそれ以上に気にする必要があります。WhatsAppなどではそもそも画像などを読み込むかどうかが選択できるようになっていました。
Androidが大半を占めている
これは有名な話ですが、本当に大半がAndroidユーザーで電気売り場にいってもApple関連よりもAndroidの売り場の方が大きいです。
同じ料理を多く作って昼夜同じものを食べたりする(ID)
日本の場合は昼夜同じ食事をすることは少ないですが、IDの場合は一食を大量に作って同じ食事をすることがよくあります。
言語の違い
インドネシア語の画像を作ったのですが、表示する文言がインドネシア語なので周りのインドネシア出身の同僚に聞いて文言を決めました。
英語でも適切な文言を考えるのは難しいので、文言を考えてくれる方にお願いすることが多いです。
終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
言語や文化が違う中でデザイナーとして働いていくことは多くの発見があって日々楽しく仕事ができています。
また、クックパッドではデザイナーを募集しています。興味がある方は気軽にお声がけください!