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2024-25年末年始台湾まち歩きと本屋巡りvol.09高雄3日め-その2


高雄輕軌綠色隧道

市立美術館のある「內惟埤文化園區」の南側の道路、美術館路には輕軌、路面電車が走っている。高雄の「輕軌」には架線がなく、電車本体に蓄電池があり、駅に停車中に充電している。それゆえ線路のみ。高雄輕軌綠色隧道では両脇を木立が並び、景観は素晴らしい。

咖啡覚醒 美術店

「內惟埤文化園區」の南側は、高層マンションが立ち並ぶ。ここ10年くらいで開発された区域に思える。建物はいずれも30階の高さ。高雄は北回帰線の南側。陽当りという概念は少々違うかもしれない

ラテ130元。ブックカフェ等々を除き、だいたいこのくらいの価格が一般的

平屋で高天井が気持ちが良い。学生の勉強場所にもなっている。

中都唐榮磚窯廠

紅甎事務所

Googlemapで見つけて、ここは必見と思った「中都唐榮磚窯廠」 台湾には数多くリノベーションして再生された建物があるが、それらで使われていたTR印のレンガは、ここで作られた。日本統治時代に建てられたレンガ工場の跡地が残されている。
事務所の「紅甎事務所」は内部には入れず、見学可能なのは、煉瓦製造ラインがある1棟のみは少々残念。

「中都唐榮磚窯廠」 本体には、2本の煙突が残存。

「中都唐榮磚窯廠」 の見学は、奥から。東側の路地を案内に従い、敷地奥へ。


 前身は鮫島盛が明治32年(1899)に創業した鮫島煉瓦工場。明治34年(1901)鮫島盛が死去すると、後宮信太郎が引き継ぎ、明治36年(1903)に、当時最先端の八卦窯(ホフマン窯)を導入。大正元年(1912)には台湾の7割の煉瓦を生産し、後宮信太郎は「台灣煉瓦王」と呼ばれる。
 大正二年(1913)年に臺灣總督府が出資し「台灣煉瓦株式會社」となり、この工場の名称も「台灣煉瓦株式會社打狗工場」へ変更。後に八卦窯は最大6基に増設。
 戦後は民間に払い下げとなり、1985年に生産中止。2005年に国定古蹟に認定。

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