2020.9月23日 長編・13『死との約束』 & 赤いハート♥️
名探偵ポアロシリーズ読書記録 長編・13番目は『死との約束』です。
実は、これまでご紹介した12作は。私にとっては、すべて再読でして。過去に読んだことがある作品ばかりだったのです。
ところが。この『死との約束』は、何故かこれまでの人生で1度もご縁がなく。未読の作品だったのですよ!
という訳で、犯人もトリックも結末も何も分からないままに。ハラハラドキドキしながら、極上のミステリを楽しむ事が出来ました♪
これって。初読の時だけの、極めて贅沢で貴重な体験なのですよねぇ
東野さやかさんが、このハヤカワ文庫版の解説の最後に書かれている言葉がこちら ↓
「これからクリスティーを読むという人がうらやましい。なぜって、たくさんのわくわくする物語に出会えるのだから。」
ホント、その通りですね!
この作品は、エルサレム・死海の辺りを舞台にして描かれていて。東方(英国からみての)のエキゾチックな雰囲気も存分に味わえる、旅情ミステリなので。読んでいる自分もその地方に旅しているような気分になれて、その意味でも非日常の世界に浸ることが出来るという点が魅力的ですね。
私は観たことがないのですが、『死海殺人事件』という題名で映画化もされているのだとか。『ナイル殺人事件』と同じく、ピーター・ユスチノフ氏がポアロ役を演じているのだそうです。
もしかしたら、「この映画版なら観たことがある」という方もいらっしゃるかもしれませんね♪
☆
というコトで。本日のモチーフは赤いハート♥️です
レース糸ではなく、アクリル毛糸なのですが。
『死との約束』の事件に、ジギタリス(薬)が登場するので。心臓を表すハートモチーフにしてみました♡
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