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2020.9月21日 長編・12『ナイルに死す』 & 2連繋ぎモチーフ
名探偵ポアロシリーズ読書記録 長編・12作目は『ナイルに死す』。刊行順でいうと『開いたトランプ』等 2作品ほど、飛ばしてしまっています。
入手することが出来なくて…申し訳ないm(_ _)m
取り敢えず、映画化もされ凄く有名な作品の一つである、この『ナイルに死す』の読書記録を記すことにいたします。
今回も、ハヤカワジュニア版を再読しまして。長い作品なので、上下巻に分かれています。
私が、ジュニア版の良さとして挙げたい点は、解説の素晴らしさです。
【子ども向け】いう前提で刊行されているだけに、大人向けの文庫版とは趣の異なる、丁寧で親切な解説がなされていますね。
例えば、エジプトのアスワンダムについての説明だったり。ヌビアという、聞き慣れないない国(地方)についての詳細だったり。
小説を読んでいて(これって、何のコトだろう?)と、大人の私でも明瞭には理解出来ない単語などについて、詳しく分かり易い解説がなされている点は、大人向けの文庫版や単行本には無い【ジュニア向けならではの、素晴らしさ】だと思うのです。
ジュニア版に『ナイルに死す』や『メソポタミアの殺人』が選ばれている理由は。単に、「ミステリ小説として優れた作品だから」というだけではなく。
(小中学生の子ども達が、探偵小説という娯楽作品を楽しみながら、歴史や地理を学ぶことに興味を抱くきっかけになれば、とても良い化学反応が起きるのではないだろうか)
という意図が、少なからずあるのではないかと。私は、勝手ながらそう感じておりまして。
そういった意味でも、ジュニア向け・ミステリ作品の出版が、よりいっそう活性化していかれる事に。1人の大人として、期待している次第であります。
『ナイルに死す』(『ナイル殺人事件』)については、映画化の影響もあり、読者数もかなり多く。たくさんの感想文や読書記録が投稿されているだろうと推測される為
今回、私は敢えて作品内容には触れず。解説に焦点をあて、別の観点からの読書記録を記すこととしました。
こういう、変化球的な読書記録もあっていいのではないか?と。今後も、Knit優香ならではのものを発信していきたいなぁと考えておりますので。皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします♪
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そして、本日のモチーフは。こちら
ナイルともエジプトとも、女の身勝手や男の身勝手とも、何の関係もないのですが…
取り上げた書籍が 2冊で一つの〈上下巻〉タイプということで
四角モチーフを2つ繋げた、2連モチーフ編みにしました🍒
ここから、また変化していきます。