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2022.2月28日 T&T短編・4『怪しい来訪者』 & 「S」
〈トミー&タペンスシリーズ〉短編 読書記録
4番目は『怪しい来訪者』。
勿論,短篇集『おしどり探偵』収録作品です。
「おっそろしく退屈な日々だなあ」と、トミー氏が冒頭から嘆いておられるとおり
あまり繁盛してはいない様子の国際探偵事務所です。
そのほうが、平和で平穏ということですから、世の中的には好ましいことなのでしょうが…
そんな中、カーター長官が話していた、ロシアの切手を貼った青い封筒が届きます。
この手紙がきたら、コピーを取り、オリジナルをカーター長官の元へ送る というのが
この国際探偵事務所を引き継いだ目的で、任務の一つでしたから
早くも使命の一部を果たすことが出来そうなベレズフォード夫妻です♪
そうこうしているうちに、事務所にお客が訪れます。
1人は、医師のバウアー氏。
もう1人は、スコットランドヤードのディムチャーチ警部。
そこから先は、長編第1作目の『秘密機関』を思い出してしまうような
スリルとサスペンスに満ちた冒険活劇風展開が、繰り広げられます。
これぞ、〈トミー&タペンス〉!!
「待ってました!」という読者からの声が聴こえてくるような気がする、スパイものですね。
素直に、面白いと思えるお話でした🤗
☆
本日の方眼編みは、「S」の文字です。
原題の一部分 “Sinister Stranger” から採って、今回は「S」に。
直訳すると 【不吉な見知らぬ人】 でしょうか。
日本語翻訳では、『怪しい来訪者』と表現されていますね。
★
丸みのある文字なので、方眼編みで表現するのは不向きで、苦労しました💦
何度も書き直し、これに落ち着いたのですが
完成してみたら、意外にもなかなか良くて。
自分的には気にいっています (^ー^)