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2020.11月20日 長編・31『三幕の殺人』 & 3つの輪モチーフ

名探偵ポアロシリーズ読書記録 長編・31は『三幕の殺人』 です。 こちらは、ポアロシリーズの長編では9作目の作品となります。ですから、本来なら『オリエント急行の殺人』の後にくるはずなのですが。残念ながら、なかなか手に取ることがかなわなくて。やっと、借りて読むことが出来ました。(初読ではなく、再読ですが)

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『三幕の殺人』というタイトル通り、"三幕のお芝居"という構成になっています。道具立てから恋愛絡みまで、どこまでも芝居っ気満載の小説ですね。今回のポアロ氏は名脇役の立場ですが、最後の最後で美味しいところを持っていくのは「流石、千両役者」といったところでしょうか。

個人的に、凄く興味深く感じた点を一つ挙げておきます。

『三幕の殺人』で鍵となるのが【左手首に、6ペンス白銅貨くらいの大きさの、オーストラリアみたいな形をした痣がある人物】なのですが、ね。

なんと、つい最近私が読んだ横溝正史氏・著『真珠郎』に、【左腕に、北海道みたいな形をした痣がある人物】が登場するのですよ!

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これって、偶然かしら?

私は、以前に『三幕の殺人』を読んだことがあるのですが。どうも『真珠郎』も、物凄く前に一度読んだことがあるような気がするのですよね… 数十年前に。忘れていたけど。

私の頭の中の、奥の奥底に潜んでいたかすかな記憶が。(クリスティ氏の『三幕の殺人』と横溝氏の『真珠郎』には、とある類似点があるぞ!)と告げ、今回同時期に再読することになった… かも? 

若しくは、ただの偶然かも(^◇^;)🦆

因みに。『三幕の殺人』は1934年発表、『真珠郎』は1936年から37年にかけて連載された小説だそうです。

年代的に、微妙ですよね。横溝正史氏が、『三幕の殺人』に影響を受けて、『真珠郎』を書いたのかしら?

その辺りのミステリ小説史に詳しい方なら、ご存知かも。もし、詳細をご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてください!

本日の編み物作品は、三幕にかけまして

三つの輪モチーフです。

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これ、五つにしたら五輪でオリンピック風になりますねぇ。

やらないけど(^◇^;)

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