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2021.11月6日 T&T長編・2『NかMか』& それっぽい方眼編み

ご無沙汰しておりました!やっと投稿出来ます。
トミー&タペンスシリーズ 長編第2作『NかMか』の読書記録を綴ります。

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この作品が発表されたのは1941年のこと。
主人公トミーは、46歳になっています。
第1作目『秘密機関』の頃は、二人合わせても45を超えない若者だったトミーとタペンスですが
結婚し子どもも産まれ、ふたりとも40代の中年ご夫婦となったのですね。

ということは。今の私と同世代であり、似たような立場にいるというわけです!
何だか、感慨深いものがありますねぇ。

理由は分からないのですが、この時点でも夫妻揃って失業しているふたり。
何故トミーまで、失業状態なのかしら?(・・;)
イギリスの情報局で、工作員とか事務仕事とかやり続けているかと思っていたのに…

仕事を探しているトミーの元に、情報局からミスター・グラントという局員がやってきて
〈NとM〉という符号が付けられているドイツの諜報員の正体を探るという仕事を依頼してくるのです。

トミー1人が指名された仕事の筈が、この特殊任務に
なんと、妻のタペンスまでもがくっついていき、スパイ活動のお手伝いをしちゃいます。
現実世界では、まずあり得ないことだと思うのですが
そこが、小説だからこその面白いところですよね♪

色々と語りたいのはやまやまなのですが、あまり語るとネタバレになってしまうので。
控えめにしてましょう🤗

ここからは、編み物作家のKnit優香としては見逃せない、タペンスさんのとある行動に絞って語りたいと思います。

実は、第一章の一頁目からいきなり
ベレズフォード夫人が、編み物をしているシーンが描かれているのです🧶
クリスティ氏作品で編み物といえば、ミス・マープル を思い浮かべる方が多いでしょうが
タペンスさんも、なかなかの編み物上手さんなのですよ🎵
ただ、編んでいるのは、カーキ色毛糸のバラクラバ帽(目出し帽)で
第二次世界大戦中というご時世と、スパイ諜報活動の冒険シリーズであるという特徴が
こんなところにも表れていて、興味深いです。

編み物をしながら、さりげなく情報収集というのも
相手の警戒心を緩め、親しみやすい感じを醸し出せるので
うまいやり方ですよね。

その点においても、私にとって『NかMか』は、強く印象に残る大好きな作品の一つです。

本日の編み物作品は、こちら!

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何を表している方眼編みか、分かっていただけるでしょうか?!

「分かります」と、思っていただけたら
作り手として、大変幸いです(^-^)

「何なのか、さっぱり解らない…」という方が続出なら
私の力不足です。
また、頑張ります‼️

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