2021.7月21日 ミス・マープル短編・3 『金塊事件』 & 真似っこしてみたケロちゃん衣装
ミス・マープルシリーズ読書記録 短編3作目は『金塊事件』です。
こちらも、短篇集『火曜クラブ』収録作品。
第三話目の語り部は、ミス・マープルの甥で小説家のレイモンド・ウェスト氏です。
コーンウォールの西岸にあるポルペランという村で起きた、金塊にまつわる面白い事件について語るのですが
レイモンドさん自身も謎の真相を知らず、たねあかしが出来ないという、クラブの趣旨からするとちょっと変則的なケースですね。
偶然、前警視総監であるサー・ヘンリーが答えを知っていました。
勿論、ミス・マープルが鋭い推理を披露して、ちゃんと正解を言い当てるのですが
この場に、はっきりと事件の真相とその後の顛末を知っている人物がいたことは、幸いでしたね♪
《ガリオン船》や《カリブ海の金塊》という言葉が登場するので、冒険好きの少年少女なら、
ワクワクドキドキして、興味を惹かれること間違いなしの物語ですね。
犯罪事件ではありますが、人が死なないミステリという点も、ジュニア世代が読むミステリとしてふさわしいと思います。
☆
さて。本日の編み物作品コーナーに入ります。
少し説明が必要なので、申し訳ないですがお付き合いくださいませ。
事件の内容とは、ぜんぜん関係ないのですが
この短編の中に、以下のような台詞が出てくるのです。
《「どうやら目数をまちがえたらしいわ。二目裏編み、三目表編み、一目はずして二目裏編み──そう、これでいいんだわ。なんなの、レイモンド?」》
勿論、ミス・マープルの台詞なんですが
これって、編み物をやらない人には何のことかさっぱり分からないでしょうし
普通に読み飛ばされている箇所だと思うのです。
ですが。編み物をやっている私としては、とっても気になるのですよ🧶
「読み飛ばすわけにはいかないわっ!」 と、いうことで。
せっかくなので、この機会に
ミス・マープルの言葉通りに、編んでみようと試みました。
二目裏編み → 三目表編み までは、その通り編みまして
次の「一目はずして」というのが… ??
かけ目のことかもしれないとも思いつつ、今回は
私的な都合で、次の目と2目一度に編むという解釈で進めることにしました。
一段だけ編むというわけにもいかないので、これを繰り返して、編んでみたところ
何かを間違えてしまったようなゴム編みというか、縄編みになっていない未完の縄編み風というか…
よく分からないものが、出来上がってしまいました。
どうしようもないので、ボタンを付けて
無理やり、ケロちゃんの衣装に🐸
金塊繋がりで、金色の薔薇たちと一緒に
記念撮影してみました♪
どうしようもないお試し編みのカケラでも、こうしてみると
何とか格好がつくから、不思議ですねぇ(*´∀`*)
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