2021.5月5日 ミス・マープル長編・5『魔術の殺人』 & 私は鏡でそれをする🪞❄️
ミス・マープルシリーズ読書記録 長編の五番目は『魔術の殺人』です📕
この作品も、田村隆一氏が日本語訳をなさっています。
学生時代の友人であるヴァン・ライドック夫人から依頼を受け、彼女の妹であるセロコールド夫人のお屋敷に滞在することになったミス・マープル。
もう完全に、私立探偵として頼りにされていますね。
殆ど、お仕事になっているかのよう。
現金での成功報酬ではないかもしれないけど。きっと、何らかの形での謝礼の授受はなされていることでしょう💐
信頼に応えるべく、ベストを尽くすことを約束するミス・マープル。カッコいいですよね!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
私も、こんな素敵なおばあちゃんになりたいです。
探偵は出来ないですけど。
*
おばあちゃん、と言えば。
ミス・マープルには、お子さんもお孫さんもいませんが、
アガサ・クリスティさんには、娘さんがいて、さらにお孫さんもいらっしゃるのですよね。
この小説の献辞は
【マシュー・プリチャードに】
そのマシューさんが、アガサさんのお孫さんですね。
思い返せば。
ミス・マープルシリーズ長編の第一作目『牧師館の殺人』は、一人娘のロザリンドさんへ捧げられていました。
そして。この『魔術の殺人』は、お孫さんであるマシューさんへ捧ぐ作品であると。
きっと、ご家族への深い愛情を込めて書かれた作品なのでしょう。
5月5日、端午の節句・子どもの日にぴったりですね🎏
この小説に関しては、《ハラハラ・ドキドキ・ワクワク》ではなく
《しみじみ》と、味わいたくなります。
内容的にも、父と子・母と子の絆や互いを思い遣る気持ちを
事件の謎解きと絡めつつ、丁寧に描かれていて
単なるミステリというだけではない、深みのある作品となっています。
☆
さて。本日の編み物作品はこちら!
何やら楕円形の物体に、レース編みモチーフを貼り付けていますねぇ。
この物体の正体はこちら
↓
鏡付きのエチケットブラシです🪞
邦題は『魔術の殺人』ですが
英語の原題は『They Do It with Mirrors』
なので、(私も鏡でそれをやってみよう!)と。
ただの思い付きで…
もうほぼほぼ、オバさんギャグの領域に突入しておりますな
(^◇^;)💦