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衝撃の罠?!Kindle作家が陥りやすい驚きの現象!

『失落者たちのララバイ』をKindleで発売してはや一週間。嬉しいことに大反響をいただき、前作のホラー小説『葬送の柩』の約4倍もの購入者がいらっしゃいました。嬉しい限りです。

まだ読まれていない方は、よろしければこちらのURLに。レビューを書いていただけたら大変嬉しいです!

発売から1週間が経ち、キリが良いのでKDP(kindle direct publishing)で購入数と既読ページ数を確認しようと思い立ちました。そしてチラリと覗いてみると、なんとも奇妙なデータが出力されたのです。

なんと、3月の終わり頃に出版し、無料期間後にはほとんど売れていなかった1冊目の小説『葬送の棺』がめちゃくちゃ読まれていたのです。


5月時点のデータ

執筆に追われていた私には販促活動を行う気力もなく、ただただ放置していた小説。それがノータッチ期間に読まれていた。一体なぜ?

実に奇妙なこの現象。しかし、考えてみれば簡単かつ筋の通った推論が立ちます。

おそらく皆さん積読をしていたのでしょう。いつか読むであろうと考え、そして肥やしになっていく本。哀しき積読現象が起こっていると考えれば筋が通ります。

無料期間にダウンロードし、それをいつか読もうとする考えは十分に理解できますし、共感もできます。しかし、私はそれを失念していたので、ただビックリした!

この現象はKindleで盛んなビジネス・教育系といった実利ある内容を取り扱った書籍には起こりにくいのでは、と考えます。

と言うのも、購入者は明確な意図、理由を持って購入しているから。彼らは自分の糧となる情報を集めようと思っているのです。その目的から考えると、積読は起こりにくいでしょう。

無料配布は手当たり次第手に入れる、という行動は分かりみが深いです。そして私はそれを失念していた。購入しても読まれないかも、という恐れ。覚悟が足りませんでしたね。

無名の作家の小説を読むという行為は目的になりにくい傾向があります。それはそうです。ブランドが無いのだから。スロースタートであっても不思議ではありませんね。

そろそろ夏ということもあり、ホラー小説『葬送の柩』がぴったりな季節になってきたのではないでしょうか?是非こちらの小説も読んでみてください。

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