衝撃!Kindle出版の裏話パート2!『失落者たちのララバイ』
さて、早いものでKindle出版にて二冊目の書籍出版が叶いましたので、ここでその報告と体感した驚くべきことについて語りたいと思います。それではまずは報告から……。
『失落者たちのララバイ 上』が無事に発売することができました!SF×昭和末期という舞台設定ということもあり、表紙をこだわりまして、レコードジャケット風に仕上げました。なかなか再現度が高いのではないでしょうか。
今回はKindle出版において、本文と同等なほどに重要な表紙について語りたいと思います。
表紙について
この表紙は昭和っぽい雰囲気がぷんぷんに漂っていますが、その実最新技術が使われているのです。察しの良い人なら分かるかもしれません。実はこの表紙に描かれている女の子、AIによって出力した画像です。
所謂AIイラストというものですが、誰かの作品を盗用したりだとかは一切していませんので悪しからず。著名なイラストレイターの方々のイラストをAIに食わせるようなことはせず、文字プロンプトだけで生成したものです。
AIイラストは界隈では嫌厭されがちな存在ですが、私的な考えではAIイラストは選択肢を増やすための便利ツールだと考えています。絵が描けないから本を作るのを止めようだとか、絵心がないから他人様には見せたくない、といった内向的な理由から本の出版を諦めている人は一定数いると思います。かく言う私もそうでした。
しかし、AIイラストの台頭によってそれが障害ではなくなりました。絵はAIに任せて、その他のレイアウトやデザインは全て自分一人でやる。昨今はCanvaという画像編集サイトやiPhoneに標準搭載されている人物切り抜き機能を用いることで一瞬で編集が可能になります。
ここまで簡単に表紙が作れると声高に喧伝していましたが、実際には表紙を作るのに二週間はかかりました。ビギナーにはやはり大変な作業であると言えます。
外注と自分でやることの違い
本の表紙を作者自身が作るということは一般的には珍しいことこの上ありません。しかし、私は自分で作りました。それはどうしてでしょう。
その答えは簡単です。趣味ですから。他人様の手は極力使わず、黙々と自分の手で作品を作り上げる。これ以上に楽しいことはあるでしょうか。いや、ない。(反語)
高いクオリティを維持しつつも自分の労力を減らすために絵師さんに頼むのは賢い選択肢です。しかし、採算度外視という言葉もあるように、労力は何事にも変え難い経験であると言えるでしょう。
『失落者たちのララバイ 上』はKindleにて6/18日曜日から五日間の無料公開を実施します!Kindle Unlimitedの方はもちろんのこと、それ以外の方でも無料でダウンロードできますので、その機会を見逃さないでください!