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切れ端の屑。捨てられる運命。悔しい。悔しい。必要とされない己。 屑。屑。塵屑。 ああ…
ゆらゆらとはっきり見えず。とろとろとした愛情に。ふわふわとした夢に。桃色のそれらに夕焼…
優しい緑の中輝くように赤が差す。強くきらめくその宝石に私は心を奪われる。綺麗に輝き、色…
青く爽やかで、私はその色に励まされ前へと進む。綺麗なその色は時に私を慰め、励まし、過去…
吸って、吐いて。吸って、吸って、吐いて。吸って、吸って、吐きだした。一度漏れた嗚咽は止…
気持ち悪い、気持ち悪い。掌が、足が、腕が、顔が。全てが気持ち悪く感じて、こんな気持ち悪…
決壊して溢れたそれに私は溺れそうになる。そうして息ができなくて、言葉一つ真面に出なくて、恐ろしくなって余計に溢れて更に溺れる。思考がぐるぐるして纏まらない状態で私はただストッパーが壊れてしまったままとめどなく流れるそれに溺れる事しかできなかった。
一度ねじれたら戻らない。くるり、ぐるり。ねじれてねじれて。戻らない。そうして持っていた…
私の武器は小さい。それでも確かに傷を付ける威力を持つ。 私の盾は小さい。それでも私を…
私の命、私の愛。私の時間。その全て、私のすべて。大切なあなたの為に捧げよう。どれほどの…
痛い。胸が痛い。刺さった攻撃の傷口から不安が零れ、溢れ、私の心を満たしていく。 どう…
落ちて消えて、気づけば上でまた落ちて。 落ちていく、儚く消えたはずの透明はまた上から…
去り行く愛しい人に届かないと知りながら、笑って言葉を贈る。 愛している、愛している。…
綺麗だった。かつてのここは美しく、栄えて、人であふれて居た。今は寂れて、木々は枯れ、人々はいなくなった。 私はここに居続ける。綺麗な時から、寂れて終わる時まで。その経過もまた自然的で、当然の変化であって美しいものであるのだから。