30日チャレンジ3日目「助成金と補助金」
おはようございます。
昨日は社労士に関係ないことを書きましたので
今日は関係する話題を書きます。
テーマは「助成金と補助金」についてにします。
助成金と補助金の違い
個人事業主様、法人の代表者様
助成金と補助金の違いってご存じですか?
私もお仕事で
「助成金を利用したい」
というお話をいただくこともございます。
実は話を聞いてみたら
助成金ではなく補助金の内容でした
なんてこともよくあります。
違いをしっかりしておくことで
準備もしやすくなります。
ご依頼もスムーズになるでしょう。
助成金
主に厚生労働省が管轄
内容は主に「雇用に関する状況の整備」「研究に関するもの」
補助金に比べると額は少ない
補助金に比ると「採択」という考え方は不要
補助金
管轄は様々だが主に経済産業省や地方自治体。
内容も様々。一概には言えない。
助成金に比べると額は大きい
採択という工程を経る。採択されないともらえない
並べてみました。
この中からよく質問が来る部分を少し書きます。
○どっちを受給したらいい?
事業の状況の説明を聞かずにこれは答えられません。
貴社に合ったものを選択するのがいいでしょう。
・うちの会社は補助金みたいな大きな額は厳しいのでは?
・大きな会社だから助成金ではなく補助金狙いで!
いいえ、状況次第です。
会社も様々な状況を経て成長していくものです。
例えば
・新しい事業にチャレンジ!ならば内容次第で補助金。助成金も検討
・初めて人を雇う。雇っている方の状況が変化!などならば助成金
というように状況によって変わってきます。
ですから現在の状況を顧問税理士、中小企業診断士や行政書士の先生や社労士に伝えて提案を受けるのが良いでしょう。
○採択ってなに?
採択とは、簡単にご説明いたしますと
「企業がこれから実施することなどを書類にまとめ
それを選ぶというもの」
です。
つまり、補助金は
「申請すれば全員が補助金の対象になるわけではない」
ということ。
採択を経て、通過した場合に
その内容が実施できているかどうかを判断していく。
できないのならば補助金は出ません。
できていれば補助金を。ということです。
採択の通過率は補助金によって異なりますが
こちらも専門家にお願いし
正確な書類を提出するのが望ましいでしょう。
一方で助成金には採択はありません。
「申請し、内容に合致している、書類もOK」
であるならば
あとは実施できるかどうかです。
簡単なんだね!と思われがちですが、
基礎となる土台が固まっていないと
申請できません。
ですからこちらも専門家に依頼することをおすすめします。
最後に
簡単にではありますが違いを書きました。
大きい額が欲しいから補助金!
というわけにもいかないですから
まずは貴社状況の現状の把握をし、
それを専門家に伝えてください。
申請できそうなもの、きっと探してくれるでしょう。
今回は助成金と補助金についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また明日書きます!