〜日常の中に、新しい出来事を〜 チャリ移動本棚「吉田くん」始動しました!
この愛らしいフォルム
横浜好きな方ならきっと見覚えはあるはず
中村川と大岡川、そして中心を貫く大通り公園
ハマッ子ならきっと小学校時代になった人も多いあれ。
「吉田新田」です!
横浜の歴史的な中心、関内外エリア(みなとみらい関内石川町から内陸に向けて広がる土地)がまだ入り江だった江戸時代初期に開墾された吉田新田。現代は横浜のローカルが楽しめる下町として、色の濃いまちが居合わせるような場所になっています。なのに氏神さまは同じという面白さ。大好き。
…と、マニアックな話から入ってしまいましたが(笑)
「チャリ移動本棚 吉田くん」は、そんな横浜の下町を拠点にさまざまな土地を自転車で移動する神出鬼没のちいさな図書館。
まちあるきがもっと楽しくなるような「人」「場所」「視点」との出会いを促すきっかけになることを目指しています。
蔵書には横浜に関する本、まちづくり本、絵本、フリーペーパーなどがあり、幅広い世代で楽しむことができます。なんと蓋を外すと机にもなる!!
横浜の関外(旧吉田新田エリア)の魅力を探り、楽しみ方を提案する学生コミュニティ「下町編集室OKASHI」共同代表のりよこが「吉田くん」を語ります!
1.すべては「遊び」から始まった
きっかけは軽トラキャンパー「ハイジ」、東京のジョイフル三ノ輪商店街「みのわまちづくり工房」メンバーとの雑談。
「自転車を改造して屋台イベント、楽しそう」。
それぞれの団体のマイチャリ屋台を作り、集まることで実験的な滞留空間をつくってみる。移動自体も面白そう!と盛り上がり、さっそく企画開始。各チームミーティングを重ねました。
下町編集室OKASHIでは、横浜橋らしい多文化、日用品などを取り入れようという意見、三吉演芸場などから想起して「移動舞台」兼ケの日は休憩所・案内所的な利用をというような企画もあたたまってきて…
形を考えた時…
ふと、私たちの活動エリアである「吉田新田」が本棚にしか見えなくなってきてしまったのでした。あらら。
そこに置く本は、他文化に触れるきっかけ、まちを知るきっかけ。次のちいさな旅先に出会うような、そんな本棚にしたい。
展開することで広がる滞留空間もほしい。
そうして私たちは「本棚と机」、まちづくり工房は「展開式空間」、ハイジは「椅子」で進めていくことになりました。
できた!! (丸2日)
2.初出展はジョイフル三ノ輪商店街
ギリギリ迎えた初出展。
2022年3月19日と20日の2日間、みのわまちづくり工房の活動拠点ジョイフル三ノ輪商店街(東京都荒川区南千住)の中央部にある公園をお借りして実証実験的にイベントをゆるりと開催させていただきました。
親子で、カップルで、ひとりで、ひとりで、通りすがりに寄ってくださったり、私たちの友達が来てくれたり。なによりゲリラ的にでも開催ができ、そこで本当に自転車屋台で空間が作れたことが嬉しかった。
子どもたちと遊んだり、長く住んでいる方にまちを教えてもらったり。すごかった。
3.DJ屋形舟イベントで浅草ミクロさんと奇跡のコラボ @東京ミズマチ
さあ横浜へ帰ろうかと思ったところに、奇跡。
3月末から4月にかけて墨田区で開かれるイベントで置かせていただくことになりました。
東京ミズマチで本棚として置かせてもらいつつ、展開した机では万華鏡づくりワークショップを開催。本がきっかけで歩いている方とお話ができること楽しい時間でした。
4.育てたくなってきてしまった
そんなこんなで「吉田くん」への愛着は深まるばかり。
一回きりでもいいかなと思っていましたがこれはやっぱり面白く使っていきたい!
先日横浜に戻ってきた吉田くんをきっかけに、もっと多くの人にまちや出会いを楽しんで欲しいな!と思っています。
ということで、
出展場所や一緒に盛り上げてくれるメンバーを募集しています!手探り状態ですが、ぜひ応援をお願いします!
名称:チャリ移動本棚「吉田くん」
寸法:高さ 1434mm 幅 1129mm 奥行き 636mm
所有:下町編集室OKASHI
設計:髙橋健
\こんな使い方ができます/
・屋外ミニ図書館としての出店(本も持参します)
・屋外出店時のショーケースとしての使用(グッズ販売、コーヒーのサーブなどなど)
・マルシェなどのイベント、まちの社会実験の賑やかし
・店内などでの長期的に棚として使用
・地域のためになること!
吉田くんに関するご質問やご相談、お待ちしております!
*「下町編集室OKASHI」について
横浜市南区にあるローカル商店街・横浜橋通商店街とその周辺地域を舞台に「場づくり」と「アーカイブ」をおこなう有志の学生コミュニティ。まちでそれぞれの専門を深めつつ、横浜の下町のいち案内役となることを目指しています。現在、商店街中心部に位置する元タカナシ菓子店を拠点に多様なバックグラウンドをもつひと同士が居合わせる場を多発的・実験的につくる「いと-をかしプロジェクト」を実施中。
HP:https://www.yk-itookashi.com/