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レースとお天気

レース程お天気に左右されるスポーツはないと思っています。

その日の気温によって、路面の温度が変わってきます。路面温度が高かすぎても、また低すぎてもタイヤのグリップは落ちてしまいます。そうなるとタイムもおそくなってしまいます。

このように気温によってそのパフォーマンスが大きく変わってきます。

雨でもレースは基本的におこなわれます。晴れの日はタイヤも溝のない、いわゆるスリックタイヤをはきます。それは少しでもタイヤと路面との接地面を増やすことで、より路面をグリップするためです。

雨になると、そのタイヤと路面の間に水が入り、滑るような状態になってしまいます。そのため雨の時はタイヤに溝のあるレインタイヤをはきます。

雨は本当によくすべります。はじめは驚きました。レインタイヤをはいていても、簡単にタイヤがグリップを失い、コントロール不能の状態に。そうなるとどうしようもありません。ぶつからないように祈るだけ(笑)。

本当にスケートリンクを走っているような状態です。

雨は苦手でした。毎回走る日の天気が気になって、天気予報をいつもみていました。

でも、レースでは条件は同じです。

人生も同じ。変えられないものを変えようとしても仕方がない。今ある状態を受け入れ、ベストのパフォーマンスを発揮する。

それが大事だと今になって思います。

機械的な印象なレースですが、自然には勝てず、自然の法則の従わざるを得ないことが、逆に魅力のひとつ思います。




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