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こだまの指定席比べてたら、足止めと進路変更(尾道→福山→姫路→大阪)

尾道をぶらりして満足したら今度は東へ向かう。ゆっくり移動しようとしたら、トラブルに巻き込まれてしまう。

RedWing 尾道→福山

227系「Red Wing」
桃色に対する赤い広島仕様

帰り道、尾道から福山へ。桃の次はいちごみたいな電車「Red Wing」がやってきた。糸崎や三原から西側をメインにしているが、黄色や桃色に混じって、福山駅へも乗り入れる。「赤い翼」は横軸くまなくカバーする。

福山駅

福山駅の新幹線ホームから見える福山城

福山駅から新幹線へ乗り換え。せっかく新幹線に乗ったなら「こだま」でしか見られない車種にも乗ってみたい。指定席も予約できるフリーきっぷの効力も活用して、車種ごとの指定席を比べてみたい。

500系こだま

500系「こだま」
独特のフォルムは26年経っても色褪せない。
しかし、そんな姿が見られるのも残り2、3年。

やってきた「こだま」。「500系」に出くわせた。丸くて飛行機のような鋭いフォルムや「フクロウ」をヒントにしたパンタグラフなど、独特の形は老若男女を虜にする。1997年から2009年までは「のぞみ」として東京〜博多間を走行。花形だった一時代もあった。

京都鉄道博物館に展示されている「500系」
こだまに転用されることはなく廃車になった。

2009年に「のぞみ号」や東海道新幹線から姿を消した後、「こだま」用に改造。カラーはそのままに使いやすさやN700系の要素が加えられた。

  • 16→8両に短縮

  • 喫煙ルーム設置(2024年3月で閉鎖)

  • パンタグラフ交換(フクロウ型→くの字型)

エヴァンゲリオン新幹線@博多駅
2015年から2018年まで活躍した。
ハローキティ新幹線@広島駅
エヴァ新幹線を再改造した。

こだまに改造されてからはエヴァンゲリオンやハローキティとコラボ。インパクトや意外性で注目された。

指定席 その1

500系の指定席に入る。紺色で少し真新しさを感じる。ただ、N700系とは違って、コンセントはない。

ドリンクホルダー

岡山駅

岡山に到着。

岡山駅で一旦下車。本当はこのまま新大阪まで乗るつもりだった。しかし、予約しようとすると「のぞみ」「さくら」「みずほ」ばっかり出てきたので岡山と姫路で区切って指定席を取ることにした。

岡山駅では停車が長いのをいいことに、ここで姫路までの指定席を改めて予約する。今度は座席の形が違う6号車の指定席を取った。

6号車指定席

6号車の指定席

500系の6号車指定席。この車両だけはグリーン車だったのを指定席に転用している。濃いめの青とは違い、とろろ昆布のような色をしている。

ステンレス板がオーディオ跡
イヤホン挿してラジオが聴けた。

グリーン車だった頃はオーディオ装置がついていて、イヤホンを挿してNHK-FMを聴取できた。これが転用された際に撤去された。

フットレストと枕は撤去。
普通車で豪華すぎないようグレードダウン。

オーディオの他、座席の枕とフットレストも撤去し、グレードダウン。ちなみにコンセントは元から一切ない。90年代デビューの新幹線、特急は現代人にはちと不便かも。

岡山で足止め20分

楽しみに乗ったはいいが、ここで足止めになってしまった。

理由は、東海道新幹線での大雨。愛知や静岡での雨が規制値に達し、運転見合わせとなってしまった。岡山では晴れていたが、駅間停車、列車大渋滞という最悪の事態を避けるため、足止めさせることになった。台風が来る5日前とて遠くから流れ弾を食らった格好になった。

のぞみ、さくら、ひかりに抜かされ

のぞみが先発
さくらに抜かれ
最終的にひかりにも抜かれる。
この区間は各停やけど、東京に急ぐとなると優先順位が上がる。

数分でのぞみが出発したが、「こだま」は発車順が後ろ倒しに。「さくら」「ひかり」にも追い越されてしまう。東京行きや通過駅のある列車を優先した形だ。

ようやく発車順が周ってきて、岡山駅を後にした。この時点では先行列車に詰まることはない。

姫路駅

姫路駅13番のりば
普段こんなとこに列車は入らない。

姫路駅に到着。到着したホームは朝と深夜の岡山方面行きが使用するところ。新大阪行きが使うことはありえない。そんなこの場所で2度目の運転見合わせになった。

ひかりに乗ろうとも思ったが、雨次第でないと運転再開が決まらない。そこで改札で決断した。

よし、新快速乗ろう!!

フリーきっぷを持ってるとこんな進路変更も容易にできてしまう。そうやって乗ろうとしたところ、発車標を見るとすごいことに気づいた。

新快速Aシート!

Aシートや!!
乗った列車は「新快速10号」と呼ばれる。

指定席「Aシート」を連結している指定列車に出くわす。発車標を見たとき、発車まで10分もなかったが、改札外の券売機で予約に成功。これに乗って大阪駅まで行くことにした。

令和生まれの指定席はコンセント付き。
さっき使ったバッテリーを充電する。

改造と新造で2種類いるうちの後者というのもなかなかラッキー。窓枠と席が一致していて、眺望がいい。コンセントが付いてるのは現代人にとってオアシスだ。

兵庫の瀬戸内海

明石海峡大橋
須磨の瀬戸内海

在来線に乗ると明石海峡大橋の夕焼けを拝むことができた。瀬戸内海沿いの在来線は海がきれいに見えるところばかり。天気にも恵まれたのもまたラッキーだった。

坂と港の街「神戸」
坂と港に何かと縁がある僕。
阪急電車の特急が先発。
西宮北口まで満員だったりする。
グラングリーン大阪
9月の先行まち開きはもうすぐ。

大阪駅

大阪駅

1時間ちょっとで大阪駅に到着。多くの人が乗り込んできた。Aシートのドア付近とトイレは立ち席スペースになっていて指定席券不要で乗れる。

平たい顔した新快速

同じ顔同士の併結。
他形式のことを考え、通り抜けは不可能。
「平たい顔」こと225系100番台
新快速カスタムで全く違う雰囲気。

ちなみに乗っていた新快速はいずれも「平たい顔」。広島や岡山、大阪環状線のデザインを反映している。新快速でもそれらとは違うカスタムされている。

  • ハイスピード性能(最高時速130km)

  • 車イススペースを1両に1ヶ所(2020年度から)

  • デジタルサイネージ設置

同じ顔していても、路線によってカスタムされているところは面白い。基本形の外観そのままに、中身で勝負してコスパをよくしているということなのか?(知らんけど)

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