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龍口明神社(神奈川県鎌倉市)

腰越から大船に向かう途中の道を一本入ったところ、住宅地の真ん中に龍口明神社が鎮座しています。

ご祭神は『玉依姫命』と『五頭龍大神』。五頭龍大神は、武相鎌倉と江の島に伝わる「五頭龍と弁財天」の伝説に登場する一身五頭の龍神です。
その昔、武蔵国と相模国の国境付近の長大な湖に五頭龍が棲んでいました。国土を荒らし、暴悪を働き、人々を苦しめ、遂には津村の湊に出て子供を食べるようになりました。
そんなある時、天地雷鳴し大地震が国土を揺るがし、江の島が湧き出し、空から十五童子従えた弁財天が降臨されました。弁財天の美しさにひかれ、思いをよせた五頭龍であったが、弁財天に戒められ、その後は行いを改めよく人々を助け慈悲の徳を施すようになりました。
その後、弁財天と誓いを(結婚)なして山と化し、人々を災害から守り、国家安泰の神「五頭龍大神」となりました。

https://gozuryu.com/goyuisho.php

九頭竜ではなく五頭龍は珍しい。。。

駐車場に車を停めて、鳥居をくぐってお参り。
参道を右に曲がるとご神木と

立派な五頭龍大明神が鎮座しています。
建立を見たのですが忘れてしました、、、でも平成だったような覚えが

調べていたら藤沢市観光公式のHPで五頭龍の弁天様のYoutube動画がありましたのでご興味のある方はどうぞ
https://www.fujisawa-kanko.jp/feature/tennyotogozuryu-tunen.html

欽明十三年(五五二年)、村人達は山となった五頭龍大神を祀るために龍口山の龍の口に当たるところに社を建て、子死方明神や白髭明神と言いました。これが龍口明神社の発祥と伝えられています。
養老七年(七ニ三年)三月より九月まで江の島岩窟中にて、泰澄大師が神行修行中夢枕に現れた神々を彫刻し、弁財天は江島明神へ、玉依姫命(長さ五寸(約15cm))と五頭龍大神(同一尺(約30cm))の御木像を白鬚明神へ納めたといわれています(これが御神体です)。この時、龍口明神社と名付けられたと伝えられています。

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境内の鳥居をくぐって拝殿に向かいます

腰越にある龍口寺との関係が知らなったのですが、元は現在の龍口寺に鎮座していて1978年に現在の場所に遷座しています。今でも龍口寺に龍口明神社の元社があります。龍口寺は元の刑場で日蓮が斬首刑になるところを江ノ島から光がさして斬首が中止されたということで、そこに日蓮宗がお寺を建立して龍口寺となりました。

交通事情の問題ということで龍口明神社は昭和五十三年、龍の胴に当たる現在の地に遷座されたとのこと。なお移転後の現在も、旧境内は鎌倉市津1番地として飛び地のまま残っており、社殿・鳥居なども、移転前の姿で残されています。

知らなかったのですが、日本三大弁財天として名高い江島神社と夫婦神社らしいです。
だから参拝客が多かったのか。。。

龍口明神社
神奈川県鎌倉市腰越1548-4
9:00~17:00(社務所)
https://gozuryu.com/index.php

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