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神奈川近代文学館 安部公房展─21世紀文学の基軸
5月に橋本治展を鑑賞した神奈川近代文学館で安部公房展を開催しているということで、またもや行ってきました。
2024年は安部公房が生誕100年で『箱男』が石井岳龍監督で映画化されたし、神奈川近代文学館が40周年ということでこのタイミングだったのでしょう。
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まずは驚いたのは今回の展示会の編集委員が三浦雅士ということ。私が若いころから大航海など読んでいたので。
展示は生誕からを追っていくスタイルで幼少期に満州での経験や埴谷雄高に才能を認められてデビューしたこと、あとパートナーの安部真知の仕事など知らなかったことが多かったです。砂の女の映画ポスターが展示されていたのですがなかなか強烈です。
手書きの生原稿が多数展示されています、原稿にレイアウトを指示していたり、修正指示を見ていると、若干胃が痛い。。。
劇作や安部公房スタジオの写真もたくさん展示されているのですが、登場する方々が当たり前だけど若い。。。
展示の途中に箱男用の箱も展示されていました。あれって洗濯機の箱だったんですね。
あと、展示の最後に仕事場を復元させていたのですが、ワープロがでかい・・・
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安部公房の才能が迸っていました。1993年に亡くなったのですが少しの間だけども安部公房が生きていた時代に私も生きていたことをうれしく思います。
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会場 県立神奈川近代文学館(横浜・山手 港の見える丘公園内)
会期 2024年10月12日(土)〜12月8日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(10月14日、11月4日は開館)
観覧料 一般:800円(600円)/65歳以上・20歳未満及び学生:400円(300円)/高校生:100円(100円)/中学生以下は無料