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運慶展 運慶と三浦一族の信仰/横須賀美術館

昨日(11/3)は文化の日は公立の美術館・博物館の一部で無料入館できるところがあります。
見たかった横須賀美術館の運慶展が無料ということで行ってきました。

横須賀美術館に来たことはあるのですが、展示を見るのははじめ。建築物としても目の前の海や周囲の木々にマッチしています。

12~13世紀の三浦半島で大きな力をもった武士・三浦一族。鎌倉幕府成立前後の彼らの地位を象徴するように、横須賀・三浦半島には一族ゆかりの寺が多くつくられ、当時一流の仏師の手による仏像が安置されました。 うち6躯が国指定重要文化財です。
三浦一族の一人、和田義盛(1147~1213)の依頼で仏師・ 運慶(?~1223)が制作した阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(すべて横須賀市芦名、浄楽寺蔵)は、まさにその典型です

https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2024/20241026-864.html

『鎌倉殿の十三人』で三浦氏が登場していたっぽい(見ていないのですが、いい具合に登場しているだろうかと)古いお寺もありそうなので、興味あるところ。
入ってすぐは横須賀美術館所蔵の展示品を見てからの、運慶の仏像が鎮座されています。

運慶作の五つの仏像を中心に、義盛の所持と伝わる薬師如来像(三浦市初声和田、天養院蔵)、三浦半島の宗教的先進性を伝える南宋からの舶来仏で、滝見観音の名で親しまれてきた観音菩薩坐像(横須賀市大矢部、清雲寺蔵)を含め、東国武士の祈りを受けとめた全9躯の貴重な仏像をご紹介します。

https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2024/20241026-864.html

展示室には阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(浄楽寺蔵)、運慶が30歳代半ばと想定されているといことで、洗練というより若々しさみたいなものを感じます。
展示室を出て展示されている『観音菩薩坐像』(清雲寺像)、この仏像の座りっぷりが本当に座っているので、お寺に鎮座しているときはどうしてるのだろうと思ったら、座ったままのようで。精緻なお姿に見とれてしまいました。

「運慶と鎌倉」をテーマにして、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館とともに開催する連携展示のひとつだとのこと。
鎌倉国宝館:鎌倉の伝運慶仏 
金沢文庫:運慶―女人の作善と鎌倉幕府―

連携展示の図録を購入

残り2展も見に行きます。

運慶展 運慶と三浦一族の信仰
横須賀美術館
2024年10月26日(土)~2024年12月22日(日) 10:00~18:00
休館日 11月5日(火)、12月2日(月)
一般 1,000(800)円、高校生・大学生・65歳以上 800(640)円
https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2024/20241026-864.html

鎌倉の伝運慶仏
鎌倉国宝館
2024年10月19日(土)~12月1日(日) 9:00時~16:30
休館日:9月9日(月)、17日(月)、24日(月)、30日(月)、10月7日(月)
一般:700円(600円)、小中学生:300円(200円)
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/2024-kyukokuhou.html

運慶―女人の作善と鎌倉幕府―
神奈川県立金沢文庫
2024年11月29日(金)~2025年2月2日(日)9:00時~16:30
休館日:毎週月曜日(1月13日は開館)、年末・年始12月28日(土曜日)~1月4日(土曜日)1月14日(火曜日)
一般:800円(700円)、高校生:100円(100円)
https://www.pen-kanagawa.ed.jp/kanazawabunko/bunko/tenji(unkei2024).html

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